RAYSのTWO BROTHERS RACINGブランドが国内専売品な理由

スポンサーリンク

今回の東京オートサロン2020でも、TWS Motor sport GT283 等が海外専売ホイールとして出展されていますが、

TWS Motor sport GT283

その逆パターンも在るのです。

今回は、国内専売品ホイールという、かなり特殊な事例についてのお話です。

 

事の発端は、東京オートサロン2020のRAYSブースで、不思議な注釈をみたことです。

RAYSのブースに展示されていたTWO BROTHERS RACING ITARUシリーズには、「国内専売品」といった表示がされているのに気付きました。

TWO BROTHERS RACING ITARU-1

TWO BROTHERS RACING ITARU-2

不思議に思った私は、ブースにいた社員らしきスタッフの方に、「何故国内専売品なのでしょうか?」とその理由を聞いたところ、「商標の問題です。海外のマフラーメーカーが持つ商標と被っているのです」という答えが返って来ました。

試しに「TWO BROTHERS RACING」で検索してみたら、アメリカの有名バイク用エグゾーストパーツの老舗メーカーが引っかかってきました。

確かに、この会社がアメリカだけではなく、主要な海外マーケットで、「TWO BROTHERS RACING」の商標を登録していたとしたら、RAYSがTWO BROTHERS RACINGシリーズのホイールを海外で売ることができないのは当然ですよね。

一昨日の投稿でも、TECMAGシリーズを販売するTASが、Tecnomagnesioの商標の権利を取得していることに触れています。

ホイールだけでなく、物品を販売するためには、その物品につけられた名称=ブランド名が使用可能かどうかは、他者が権利を保有する商標と被っていないかによって左右されます。

RAYSのTWO BROTHERS RACINGシリーズは、日本では商標の問題をクリアできたのに、海外ではできなかった、だから国内専売品となっているのだと思われます。

ハイエースとスポーツカー向け、二つの異なるジャンルに同じブランド名で挑んだRAYSのTWO BROTHERS RACING ブランドの成り立ちは、かなりユニークですし、そのコンセプトから考えれば、TWO BROTHERS RACINGというブランド名が正にピッタリだとは思うのですが、その名称に縛られて海外で販売できないのは少々勿体ない気がするのです。

本意ではないかもしれませんが、いっそのことブランド名をITARUだけにして海外でも販売するってぇのはどうですかね、RAYSさん?

海外のユーザーにとってもそれ位の価値があるカッコイイホイールだと私は思うのです。

TWO BROTHERS RACING ITARU 020

Follow me!

スポンサーリンク

スポンサーリンク