MUGEN GP 18inch 7.5J offset+48mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
この記事を投稿した2019年時点で、MUGEN GP は、MUGENから発売されている鍛造1ピースホイールです。
MUGENのサイトには
『走りの性能を追求した新・鍛造ホイール「GP」。
モーターレーシングに通ずる新しい無限のフラッグシップホイール。通常鍛造では成型が難しいデザインながらもスピニング工法を採用し軽量、剛性もバランスさせた高性能7本スポークホイール。Honda車専用のハブフィット設計。
カラーはブロンズ、ガンメタリックの2色。』
と簡潔な説明が添えられているに過ぎません。
MUGEN GPは、より一層の軽量化のため、スピンニング製法の工程を設けて、リム部分を延圧し、より薄く成形しているのが特徴です。
加えて、ナットホール周辺に徹底的な肉抜き形状を、軽量化と剛性を高次元でバランスさせた断面を持つスポークとリブ形状を採用し、軽量化へのこだわりが強く感じられるホイールです。
ホイールメーカーではない無限が、独自に鍛造ホイールを製作していた訳ではないので、MF10やMF8といった無限の鍛造ホイール同様にRAYSに製造を委託しているものと思われます。
このホイールの重量を計測してみたところ7.50kgとなりましたので、超軽量ホイールと認定しました。
センターキャップ付きでこの重量ですから、それを外せば7.4kg台に入ったかもしれません。
MUGEN GP 重量計測結果
18inch 7.5J offset+48mm PCD114.3mm-5H(鍛造+スピニング製法1ピース アルミバルブ付き、バランスウエイト無し)7.50kg
因みに18インチで7.50kgという重量は、当サイトで重量計測結果を公開した18インチホイールの中で五指に入る軽さです。
MUGEN GPより上位にある軽量ホイールは、車両重量増加し、ホイールの相応の剛性が求められている2010年代より前の、比較的古い絶版ブランドが大半で、現在も販売されているホイールの中では、MUGEN GPのこの軽さは驚きに値します。
個人的には、Honda車専用のハブフィット設計がその軽さの秘密なのではないかと考えています。
コーナリング中の捩じれるようなホイールへの入力に対し、MUGEN GPはホイールナットによる5点支持だけでなく、ピッタリ接合するハブリング周り全体で受け止め、ナット穴周辺への入力を分散できるから、大胆な肉抜きが可能になっているのではないでしょうか。
その結果7.50kgという最近の18インチホイールとしては驚異的な軽さに仕上がっているのではないかと思っているのです。