アルミホイールの値上げはこれで終わらない?
原材料となる金属価格や、輸送コストアップにつながる燃料価格上昇のため、アルミホイールメーカー各社は、昨年から相次いで値上げを発表し、今年に入ってから価格改定を行なっています。
今現在、アルミホイールの販売価格は、昨年と比べて既に値上がりしているのですが、この流れは今後も続いて行きそうな雰囲気なのです。
その理由は、ロシアのウクライナ侵攻に端を発したアルミニウム相場の上昇です。
「オーストラリアのモリソン首相は20日、同国産アルミナのロシア向け輸出を即時禁止すると発表した。ロシアのアルミ生産大手UCルサールに対する圧力を強め、アルミニウム相場を押し上げそうだ…」といったブルームバーグのニュースを見ました。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-21/R93MI6T0G1LZ01
ロシアのウクライナ侵攻により、アルミニウムの相場だけではなく、原油相場も上がってきていますから、昨年時点で、金属・原油価格が上昇していたところに、更なる値上げ圧力がかかってきていることになります。
気がかりなのは原材料価格・輸送コスト増により、アルミホイールメーカー各社の企業体力がそがれ、開発予算が削られることで、我々ユーザーに魅力的な新商品が提供されなくなることです。
「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが、プーチンが乱心したからホイールが値上がりしてしまうのでは困ったものです…