ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.61 フェラーリ308GTB クワトロバルボーレ
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第61回も首都高速の大黒パーキングエリアで撮影した、フェラーリ308GTB クワトロバルボーレです。
308GTBのBはベルリネッタ=2ドアクーペという意味で、308は搭載された3リッターV8エンジン(正確には2,926ccのV8 DOHCエンジン)に因んでいます。
1975年のパリ・サロンで発表されたフェラーリ308GTBは、先行してデビューした2+2クーペディーノ308GT4をベースとした2シーターのクーペボディのミッドにエンジンを搭載しています。
1975年のデビュー当時は、FRP製ボディーを採用していたフェラーリ308GTBですが、1977年にデタッチャブル・ルーフを採用した308GTSの追加のタイミングで、スチール製ボディーに改められています。
エンジンについては、1975年のデビュー時にはウェーバー製キャブレターを搭載し、最高出力255馬力だったのですが、排ガス規制に対応するため1981年にインジェクション化した308GTBiが登場すると214馬力に低下、翌1982年に、これまでの2バルブヘッドを4バルブに変更し240馬力まで回復したクワトロバルボーレが登場し、1985年まで生産されました。
今回撮影したのは、1982年から1985年までに生産されたクワトロバルボーレですね。
では、そのホイールを見てみましょう。
タイヤのサイズ表記を見ると、フロントリア共に220/55VR390という表示のあるミシュランのタイヤを履いているのですが、
この308GTBクワトロバルボーレは前後同サイズを履いている?
このミシュランタイヤのサイズ表記は意味が分からん…
仕方がないので、ネットで色々調べてみたら、フェラーリ308GTBクワトロバルボーレのタイヤサイズは、フロントが205/55ZR16、リアが225/50ZR16のようです。
5穴ホイールは、年式の割に綺麗すぎるのと、Ferrariの刻印がないので、コピーなのかもしれませんが、フェラーリのセンターキャップはあるし、ネット上のフェラーリ純正ホイールの画像をみてもデザインは同じなので、クオリティーが高そうですね。
個人的な話しで恐縮ですが、フェラーリ308GTBは私の好きなフェラーリベスト3に入ります。
その理由は、フェラーリ308GTBが、FIAのグループ4およびグループB車両規定のホモロゲーションを受けており、何度かWRCのターマックラリーに出場しているのです。
その昔、1980年代のWRCの映像の中で見かけたのですが、舗装のワインディングを疾走するラリー車のフェラーリ308GTBはめっちゃカッコよかったです。
レースのイメージの強いフェラーリの中で、WRCラリーに出ていた308GTBは、異色の存在だと思います。