ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.31 スバル インプレッサ22B STI バージョン

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ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。

レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。

東京三鷹にあるSTIギャラリー展示されていた車両の最後を飾る第31回は、GC型インプレッサをベースとした特別仕様車22B STIバージョンです。

SUBARU IMPREZA 22B-STI VERSION 前

SUBARU IMPREZA 22B-STI VERSION 後

スバルは1993年シーズンの終盤となる第9戦「1000湖ラリー」から、GC8型インプレッサをベースとしたグループA車両「インプレッサ555」を投入しました。

スバル インプレッサ 555 は、1994年のアクロポリスラリーで初優勝を飾ると、翌1995年から3年連続でマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得しています。

マニュファクチャラーズチャンピオン三連覇を達成したその翌年、1998年3月にスバルは、SUBARU IMPREZZA 555 WRC97のイメージを再現したロードゴーイングモデル、インプレッサ22B STIバージョンを限定400台で発売しました。

インプレッサ22B STIバージョンは、大きく張り出した前後ブリスターフェンダーにより全幅は1770mmまで拡大し、フロントグリル一体型バンパー、ブレースグリル付アルミ製ボンネット、サイドスカート、大型リヤスポイラーを装着し、ボディカラーはイメージカラーのソニックブルーマイカに統一され、SUBARU IMPREZZA 555 WRC97の外観が忠実に再現されています。

外観だけでなく、エンジンは2212ccにボアアップされたEJ22改が搭載され、駆動系はドライバーズ・コントロール・センターデフ付クロスミッションのメインシャフトとセカンドドリブンギヤの材質が強化され、各ギアにショットピーニング処理が施され、スタンダードなGC8インプレッサからの大幅な強化が図られています。

加えて、サスペンションは専用チューンのビルシュタイン製ダンパーとアイバッハ製スプリングが奢られ、WRカーのSUBARU IMPREZZA 555 WRC97とはブランドが異なりますが、ゴールド塗装のBBS製鍛造アルミホイールに、235/40/17タイヤを装着された外観になっています。

その結果、500万円を超える販売価格にもかかわらず、たった2日で完売し、今では殆ど市場に出されることない伝説の名車になったのです。

SUBARU IMPREZA 22B-STI VERSION 前輪

SUBARU IMPREZA 22B-STI VERSION 後輪

インプレッサ22B STIバージョンに装着されたBBS製鍛造ホイールのPCDは、通常版のGC8と同じPCD100mm-5Hタイプなのですが、ブリスターフェンダーにより拡大した車幅と235/40/17サイズのタイヤに対応すべくリム幅が大幅に太くなっています。

ホイールの刻印からこのホイールのサイズは17インチ、8.5J、オフセット+48mmサイズであることが分かります。

SUBARU IMPREZA 22B-STI VERSION BBS サイズ刻印

400台限定のインプレッサ22B STIバージョン専用サイズということもあり、このBBS製鍛造ホイールも市場に出回る数は少ないため、極めて稀少価値が高いものになっています。

先日某オークションにこのBBS鍛造ホイールが未使用新品在庫品として1本が出品され、26万1千円で落札されているのを発見しました。

ホイール1本で26万円ですから、今では1000万円を超えるプライズタグがつけられるインプレッサ22B STIバージョン本体同様にプレミア価格であると言って良いと思います。

一応純正ホイールなので、まだオーダーが可能かもしれないと思い、STIギャラリーのスタッフの方に確認しましたが、このホイールは2015年8月をもって廃盤になったとのことでした。

日本全国のスバルディラーの倉庫の片隅で埃を被ったまま放置されているインプレッサ22B STIバージョン専用BBS製鍛造ホイールを発見出来たら、ちょっとしたお宝になると思いますね。

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