RAM’S PR-6 15inch 7J offset+38mm PCD100mm-4H 重量計測結果
RAM’S PR-6というホイールですが、このホイールを知っている人はかなり少ないと思います。
この記事を書いている私も、2000年に発行された雑誌の記事だけしか資料がありませんでした。
その記事に書かれた電話番号を頼りに色々と検索してみたところ、福岡県福岡市南区にあった株式会社ラムズという会社が発売元だったようです。
その後に当サイトにもたらされた情報によれば、このPR-6というホイールはシビックワンメイクレース用に開発されたもので、1996年に鈴鹿サーキットでデビューしたことがわかりました。
他社のスポンサードを受けているチームやドライバーからも「できれば使いたい」という声が上がるほど、PR-6を装着した競技車両の戦績は上々で、次第にシビックワンメイクレースやN1-1600クラスのレースが行われるサーキットには、PR-6を装着した車輛が増えていったそうです。
このホイールの重量を計測してみたところ4.70kgとなりましたので、超軽量ホイールと認定しました。
RAM’S PR-6 重量計測結果
15inch 7J offset+38mm PCD100mm-4H(鍛造1ピース アルミバルブ付き付き、20gバランスウエイト付き)4.70kg
レース中1000度前後に達するブレーキの排熱の影響により変色して黄ばむのを少しでも防ぐためと、静電気による吸着でパウダーダストがホイールに防ぐためにPR-6の塗装はセラミックコートになっているのだそうです。
今回重量計測結果を公開したPR-6の白いペイントは単なる塗装ではなくセラミックコートだったのですね。
現在RAM’S PR-6は、残念ながら見かけることも少なく、知らない人も多いと思います。
今ではあまりメジャーのホイールブランドではないのかもしれません。
あまり世に出回っていないマイナーなホイールブランドですが、その重量は4.70kgとかなり軽量です。
「一体その秘密は何なのか?」を知りたいところですが、その秘密はあっさり判明しました。
インナーリムの淵に刻印でサイズ表記するという特徴から、このホイールは鍛栄舎製の鍛造ホイールであることが伺えます。
当サイトにもたらされた情報も含め、RAM’S PR-6は、サーキットレース用として開発された一線級の超軽量鍛造ホイールなのだと思います。