SPEEDLINE CORSE TYPE 2118 15inch 7J offset+38mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
今回重量計測結果を公開するSPEEDLINE CORSE TYPE 2118は、かなり珍しいホイールだと思います。
重量計測のため、長年いろいろなホイールを探してきた私でも、実物を見るのは初めてです。
SPEEDLINE CORSE TYPE 2118は、モータースポーツ用品ブランドであるジュランレーシングを展開する株式会社タニダが、一時期イタリアより輸入し、販売していたグラベルラリー用のホイールなのですが、知り合いのラリーショップの倉庫でデッドストックになっていたものを今回計測させていただきました。
あまり見かけない理由は、株式会社タニダが一時期だけ輸入していた後、現在まで正式なインポーターが存在せず、殆ど流通していないからなのです。
https://www.tanida-web.co.jp/Images/archive/speedline/speedline_corse201111.pdf
SPEEDLINE CORSE TYPE 2118を計測してみたところ、9.35kgになりましたので、重量的には普通のホイールと認定しました。
SPEEDLINE CORSE TYPE 2118 重量計測結果
15inch 7J offset+38mm PCD114.3mm-5H(鋳造1ピース バルブ無し、バランスウエイト無し) 9.35kg
グラベル競技用のホイールは、強度・剛性に重きを置いているので重くなるのは仕方が無いのですが、SPEEDLINE CORSE TYPE 2118の重量は、グラベル競技用のホイールの中でも最も重いものになりました。
サイズ的にはランエボやヤリスとかのラリー車に使えるサイズだと思うのですが、7Jという太めのリム幅を考慮してもかなり重いです…
このホイールが一際重い理由を考えてみたのですが、日本製じゃないからではないでしょうかね?
SPEEDLINE CORSE TYPE 2118はイタリア製のホイールなのです。
海外製のホイールは、未だ普通の鋳造製法で製造されるものが殆どで、鍛造製ホイールが多く、鋳造ですらMAT製法等のスピニング製法を採用する日本製のホイールに比べて重くなりがちなのです。
因みに、イタリア製であるためJWL、VIA、JAWAといった日本国内のホイール規格の認証はありませんでした。
ってことは、車検には使用できないんですねぇ~
重いし車検に適合しないSPEEDLINE CORSE TYPE 2118なのですが、ランエボ等に付けても、ERC(欧州ラリー選手権)に出場している車両みたく見えて格好良いですよね。
過去にSPEEDLINEについて書いた記事もありますので、是非ご参考にしてください。