Tecnomagnesio TM Competition TARMAC 17inch 7.5J offset+30mm PCD98mm-5H 重量計測結果
Tecnomagnesio TM Competition TARMACは、その出自も複雑で、流通量も少ないので、結構「幻のホイール」的な存在と言えるかもしれません。
実はこのホイールTecnomagnesioと名乗ってはいるものの、Tecnomagnesio製ではないのです。
このホイールはsparco R&Dという会社が企画し、鍛栄舎が製造した鍛造1ピースホイールなのです。
Tecnomagnesio TM Competition は、16インチサイズをGRAVEL、17インチサイズをTARMACとしていたと聞いています。
そのため、今回重量計測を行った個体が17インチサイズであることから、Tecnomagnesio TM Competition TARMACであるとしています。
このホイールを販売していたsparco R&Dは、2006年辺りに倒産しているので、極々短期間だけ、このTM Competition シリーズは販売されていたようです。
実際ネットで色々調べてみても、断片的な情報しか手にはいらず、謎多きホイールと言っても良い存在なのです。
Tecnomagnesio自体も既に存在していません。
Tecnomagnesioは、レース用自転車の部品を製造するカンパニョーロ社から分離する形で、1981年にマグネシウムホイール専門製造会社として設立され、その後もアルミホイールの製造を行っていましたが、現在はMIM Wheelsのブランドとして存続するのみです。
このホイールの重量を計測してみたところ7.05kgとなりましたので、軽量ホイールと認定しました。あともう少しで超軽量ホイール認定だったので惜しいですね。
Tecnomagnesio TM Competition TARMAC 重量計測結果
17inch 7.5J offset+30mm PCD98mm-5H(鍛造1ピース アルミバルブ付き、20gバランスウエイト付き)7.05kg
TM Competitionシリーズは、センターキャップの部分が薄肉化されているのでセンターキャップが付かないそうです。
コンペティションと名乗るだけあって、軽量化への拘りは強いようですね。
因みに今回重量計測結果を公開したTM Competition TARMACはPCD98mm-5Hタイプなので、一世代前のアルファロメオ用となっています。
この他の車種への適応に関しては、みんカラを見る限り、プジョー/シトロエン用の108mm-4Hタイプが存在するようです。
Tecnomagnesio TM Competition GRAVEL 16inch 7J offset+32mm PCD98mm-5H 重量計測結果