ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.105 シボレー コルベット C1 コンバーチブル
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第105回は、2022年7月17日の首都高速大黒パーキングエリアの取材で撮影した、めちゃめちゃ綺麗なシボレー コルベット C1 コンバーチブルです。
2022年現在、シボレーコルベットの現行モデルは8代目となるC8です。
今回撮影したシボレー コルベット C1 コンバーチブルは、C1という呼称からも分かる通りコルベットの初代となるものです。
アメリカンスポーツモデルの代名詞とも言える初代コルベットが登場したのは1953年のことで、その時からプラスチック素材(FRP)を使ったボディを採用し、これが、現在まで続く、コルベットのアイデンティティの一つとなっています。
今回撮影したシボレー コルベット C1 コンバーチブルのピカピカのボディは、FRP製だったとはちょっと驚きですね。
当初のシボレー コルベット C1は、流麗なスタイルによりマーケットから歓迎されますが、トラック用の3.9リッター直列6気筒OHVの非力なエンジンや2速ATのせいもあって、徐々にフォード等の他社のライバルに押されて行くことになります。
それに対抗すべくシボレーは、1956年に4.3リッターV型8気筒OHVエンジンと3速MTの投入、続いて翌1957年にエンジンのインジェクション化と4速MTをオプション設定するなどのバージョンアップを行います。
モデル後期には排気量を300㏄拡大したV型8気筒4.6リッターエンジンが標準搭載となり、1962年の最終モデルには360㎰の5.4リッターエンジンを搭載するなどしてマッスルカーへと変貌を遂げていくのです。
性能面だけでなく、後期型となる1958年以降のモデルでは、大型の4灯ヘッドライト、左右に開口部を加えて、迫力を増したグリル、バンパーの大型化により、力強さを増したリヤビューなど形を変えていくのです。
ということは、今回撮影したシボレー コルベット C1 コンバーチブルは、後期型で、搭載しているのはV8エンジンということになりますね。
シボレー コルベット C1 コンバーチブルが装着しているホイールは、クレーガー製のようです。
サイドウォールの表示から見ると、タイヤサイズはフロントが205/50R17、リアが 225/50R17となっています。
発売されていた当時のシボレー コルベット C1 コンバーチブルが、17インチタイヤを装着していたとは思えないので、クレーガーは純正ホイールじゃないってことだと思います。
でもクラシカルなシボレー コルベット C1 コンバーチブルの雰囲気に凄くマッチしていてカッコイイと思いますね。
今回の記事を書くにあたって、シボレー コルベット C1について調べてみたのですが、その取引価格は少なく見積もっても1500万円位の様ですから、ちょっとした不動産並の価値があるということになります。
自分だったら、これほど高価な車に乗って一般道を走るのはちょっと怖いですね…