ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.98 フォーミュラワン選手権参戦車 McLAREN HONDA MP4/4
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第98回も東京青山のホンダ本社ビル1階、ウェルカムプラザに展示されていた1988年のF1への参戦車両、McLAREN HONDA MP4/4です。
2022年10月8日開催のF1日本グランプリにあわせて、東京青山のホンダ本社ビル1階のウェルカムプラザには、前回ホイールウォッチングの企画で採り上げたLOTUS HONDA 100Tと、今回のMcLAREN HONDA MP4/4が展示されていました
ホンダエンジンを選択したマクラーレンが1988年のF1に投入したのが、今回撮影したMcLAREN HONDA MP4/4。
ドライバーはアラン・プロストとアイルトン・セナのコンビで、その年にプロストが7勝、セナが8勝、シーズン16戦の内15勝を挙げて圧倒的な強さでコンストラクターズチャンピオンを獲得した伝説のF1マシンです。
今回撮影したのはアイルトン・セナがステアリングを握った車両そのものです。
スペックシートの画像の通り、McLAREN HONDA MP4/4は、僅か540kgの車体に水冷4ストローク、80度V型6気筒ツインターボで600馬力以上を発揮するとされるRA168Eエンジンを搭載しているのですから、その速さが想像を絶することは確かだと思います。
エンジンのスペック自体は、前回この企画で採り上げたLOTUS HONDA 100Tと同じなのですが、シャシー性能とドライバーの差がMcLAREN HONDA MP4/4とLOTUS HONDA 100T差になったといっても問題ないと思います。
さて、このMcLAREN HONDA MP4/4に装着されているホイールはというと…、
LOTUS HONDA 100TのようにOZ Racingってわけじゃないですね…
一見するとホイールに製造元が分かるようなものは見つかりません。
リアホイールには「DIE CAST MAGNESIUM」、「MADE IN ENGLAND」の刻印文字が見えるだけです。
「DIE CAST MAGNESIUM」って書いてあるので、McLAREN HONDA MP4/4のホイールは、マグネシウム合金のダイキャスト=鋳造ホイールであるとわかりました。
車体にもホイールメーカーのスポンサーロゴらしきものが存在しないので、このホイールがどこのメーカーで製造されたものなのかは分かりません。
イングランドのどこかのホイールメーカーがマクラーレンから依頼を受けて、特注で製造したものだと思われるのですが、「england wheel McLAREN MP4/4」で検索したら、McLAREN HONDA MP4/4のモデルカーのデカールのサイトにホイールに貼るロゴを発見しました。
どうやらこのホイールはDYMAGで製造されているみたいですね。
DYMAGはその昔WRCの三菱ギャランなどにも装着されていたコンペティティブホイールですが、McLAREN HONDA MP4/4のホイールがDYMAG製だとは知りませんでした…