TWS Motorsport T66-F 18inch 8J offset+45mm PCD100mm-5H 重量計測結果
GT300やスーパーフォーミュラ、スーパー耐久等にレース用ホイールを供給している日本国内有数の鍛造ホイールメーカーであるTWS。
そのTWSから発売されている鍛造1ピースホイール、TWS Motorsport T66-Fの重量計測結果公開は今回で2回目です。
TWS Motorsport T66-Fの説明については、以前と同じ内容を以下に記載しています。
「T66-Fは全サイズで世界最軽量を目指したモデルです。そのために鍛造の素材そのものから開発を行いました」というTWS広報担当者の発言がネット上にありましたが、素材メーカーと共同開発した6T66材というのが、そのままTWS Motorsport T66-Fの名称に使用されています。
ブランド名であるT66-Fの由来となった6T66材は、通常鍛造ホイールの素材として使用される6000系アルミ（A6061）よりも高強度で、伸びが良く変形しにくい特性を持つ、らしいのです。
TWSのサイトで、TWS Motorsport T66-Fの情報を確認してみると、その名の由来となった6T66材を使用しているのは17インチ以上のもので、16インチ以下のT66-Fは6T66材ではなく、鍛造ホイールの素材として一般的なA6061材を使用しているとのことです。
となると、今回重量計測結果を公開したこの個体は18インチなので６T66材を使用したものになりますね。
「伸びが良く」という素材の特性を表現する言葉が事実ならば、ホイールを薄く成形することができ、その上で高強度、かつ変形しにくいという、本来トレードオフとなる特性を両面で実現できた鍛造ホイールだということになるのでしょう。
実際このホイールの重量を計測してみたところ、6.75kgとなり、超軽量ホイールと認定されています。
TWS Motorsport T66-F 重量計測結果
18inch 8J offset+45mm PCD100mm-5H（鍛造1ピース アルミバルブ付き、バランスウエイト無し）6.75kg
今回の重量計測結果は驚きの6.75kgとなりました。
今回計測結果を公開したTWS Motorsport T66-Fの重量は、2018年2月10日に当ブログで重量計測結果を公開したCARVING STARK MSの6.90kgを更新し、18インチサイズにおいて最軽量となりました。
18インチでは、8kg台で軽量ホイール、8kg未満で超軽量ホイールを認定しているのですが、このTWS Motorsport T66-Fは、更に7kgを下回り、超々軽量ホイールと言っても良い領域に入っています。
現時点の18インチサイズの重量ランキングで6kg台のものは、今回重量計測結果を公開したTWS Motorsport T66-Fと、これまで18インチ重量ランキングで1位だったCARVING STARK MSの僅か2つ。
その軽さは驚愕であることは間違いないでしょう。
車両重量が今よりもずっと軽量だった2000年くらいに発売されていたCARVING STARK MSの軽さを、車両重量増加が著しく、剛性・強度が必要となる2020年代のホイールであるTWS Motorsport T66-Fが更新するとは驚きの一言です。
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