NEEZ EURO CROSS RG3SR 18inch 8J offset+45mm PCD120mm-5H 重量計測結果
NEEZは1997年に日本で創業されたホイールブランドです。
NEEZ自体がホイール生産を行っているのではないそうで、「そのホイールの製造は富山県にあるTan-ei-sha(旧:鍛栄舎)で全て行われている」とNEEZのサイトに明記されています。
NEEZが提供するホイールは、NEEZが企画・デザインを行い、鍛栄舎により鍛造製法で製造されているものなのでしょう。
また、一般的なアルミ素材だけではなくマグネシュウム素材のホイールもラインアップしている数少ないホイールブランドで、オリジナルデザインの販売に限らず、オーダーメイドや他社ブランドのOEM提供にも対応しています。
今回重量計測結果を公開したホイールは、ディスクのデザインから見てNEEZ EURO CROSS RGシリーズのRG3SRではないかと思います。
NEEZ EURO CROSS RG3SRは、NEEZオリジナルデザインのアルミを素材とする鍛造ホイールで、現在18インチサイズは最低ロット20本からの受注生産となっているようです。
重量を計測してみたところ8.05kgとなりましたので、NEEZ EURO CROSS RG3SRを軽量ホイールと認定しました。
もう少し軽ければ超軽量ホイールの領域に入る結果になっています。
NEEZ EURO CROSS RG3SR重量計測結果
18inch 8J offset+45mm PCD120mm-5H(鍛造1ピース、ゴムバルブ×2付き、バランスウエイト無し)8.05kg
NEEZのEURO CROSS RGシリーズのデザインによく似たホイールとして、阿部商会が販売していたAUTO STRADA SPREAD-M7があります。
この二つのホイールブランドは、どちらもクロススポークデザインで、ダブルバルブを採用していて、一見すると見分けるのが難しいのですが、ナット・ボルト穴の間に小さな穴があけられているのがAUTO STRADA SPREAD-M7で、穴がないのがNEEZ EURO CROSS RGシリーズなのだと思います。
AUTO STRADA SPREAD-M7 18inch 8J offset+38mm PCD120mm-5H 重量計測結果
他にもこの2つのブランドは、鍛栄舎製ホイールであるという共通点があります。
これまで私は、AUTO STRADA SPREAD-M7が鍛栄舎に直接、もしくはNEEZを介して鍛栄舎に委託して生産されたもので、NEEZ EURO CROSS RGシリーズ、AUTO STRADA SPREAD-M7どちらも鍛栄舎の同じ型から作られた同スペックのホイールなのではないかと思っていました。
しかし、今回の重量計測結果で明らかになった通り、見た目は似ていますがNEEZ EURO CROSS RG3SRの方がかなり軽いんですね。
同じ18インチ8Jで、オフセットが7mmしか違わないAUTO STRADA SPREAD-M7の重量は9.20kgと、今回重量計測結果を公開したNEEZ EURO CROSS RG3SRよりも1kg以上重くなっているのです。
ここまでの差があると、ディスクのデザインは似ていても、製造工程にはかなりの差があるのではないでしょうか。
今回の重量計測結果を考えれば、「デザインが似ているだけでAUTO STRADA SPREAD-M7とNEEZ EURO CROSS RGシリーズには何ら関係が無いのかもしれない」とも思い始めています。