WEDS SPORT TC-105X 17inch 7.5J offset+45mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
WEDS SPORT TC-105Nの重量計測結果は既に3回公開していますが、その後継モデルとなるTC-105Xの重量計測はこれまで出来ていませんでした。
2018年1月の東京オートサロンにて公開されたWEDS SPORT TC-105Xは、その年の夏から販売が始まっていたのですが、当サイトにおいては重量計測の機会が無く、今回ようやく重量計測結果を公開することが出来ました。
TC-105Xは、先代TC-105N同様、WEDS独自のフローフォーミング加工法であるAMF製法によりリムの薄肉化が図られているだけでなく、センターホール、スポーク側面・裏面と強度に影響しないエリアを中心に肉厚カットすることで一層の軽量化が図られています。
TC-105Nに引き続き、スポークに“N”形状の段差を付けることで剛性をアップした「N FLAME」と名付けられた特徴的なデザインの採用と、車両取り付け面(ハブ接合面)の口径を拡大することで。センター部分の剛性をアップすることにより安定したコーナリング性能も獲得しています。
また、スポーツホイールにおいては不可欠な、タイヤとホイールの空転を防ぐ「ローレット加工」も採用されています。
このホイールの重量を計測してみたところ、6.80kgとなりましたので、超軽量ホイールと認定しました。
WEDS SPORT TC-105X 重量計測結果
17inch 7.5J offset+45mm PCD114.3mm-5H(鋳造1ピースAMF製法 ゴムバルブ付き、25gバランスウエイト付き)6.80kg
今回重量計測結果を公開したWEDS SPORT TC-105Xは、17インチホイール重量ランキングにおいて、現時点で30位相当ですが、鋳造ホイールとしてはTOP3に食い込む軽さとなっています。
とは言え、先代モデルのWEDS SPORT TC-105Nも重量的にはほぼ同じなので、一見すると進化していない様に思えるのですが、後継モデルとなるこのWEDS SPORT TC-105Xの方が剛性面では一枚上手になっていると思われます。
と言うのも、発売当時のTOKYO AUTO SALON 2018で取材した際、WEDSのブースにいたスタッフの方から「TC-105Xは従来のTC-105Nと比べ、スポーク部を更に細めることで軽量化し、その一方で、内リムの強度を高め、剛性を向上させている」という話を聞いているからです。
TC-105Xは、従来のTC-105Nと比べて軽量化できるにも関わらず、より一層の剛性面の強化を行ったため、重量面では先代モデルを大きく上回ることが無かったということなのでしょう。
何れにしても、先代TC-105N同様、鍛造ホイールに迫る軽さでありながら、それを上回る剛性となっているTC-105Xは、スポーツホイールとして間違いなく進化していると言えると思います。