ホイールウォッチング　レアな車のホイール画像集 Vol.65 デロリアン DMC-12

ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。

 

レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。

 

今回は、先ごろ2回目の取材で訪れた首都高の大黒パーキングエリアでみつけたデロリアン DMC-12です。

 

 

デロリアンはデロリアン・モーター・カンパニーが唯一製造したDMC-12を指す通称なのだそうです。

 

本当の意味でのデロリアンは、GMの副社長だったジョン・デロリアンが1975年10月に設立した会社。

 

今回の記事を書くにあたって、わかったのですが、DMC-12のことを一般にデロリアンって呼んでいるけど、これは間違いなのですね。

 

1981年に登場したデロリアン・モーター・カンパニーから発売された唯一自動車であるDMC-12は、ジョルジェット・ジウジアーロがデザインし、ロータスカーズが製造を行ったものです。

 

ロータスお得意のバックボーンフレームにFRPボディを架装するのではなく、メンテナンスフリーを狙って無塗装ステンレスのボディを架装しているのだそうです。

 

あの特徴的なボディの色は、塗装じゃなくて、ステンレスのそのものの色だったのですね。

 

DMC-12の生産は1981年から、デロリアン・モーター・カンパニーが解散する1982年までの僅かな間でした。

 

その間日本に何台のDMC-12が輸入されたのでしょうか？

 

今回の大黒PA取材では、数が限られているであろう日本に輸入されたDMC-12を一度に3台も見つけることができたのです。

 

一度に3台も集まっていたので、DMC-12オーナーの方々にいろいろとお話しを聞かせていただくこともできました。

 

 

こちらはDMC-12のリアに搭載されたエンジンで、プジョー、ルノー、ボルボが共同開発した2.8リッターV6エンジンなのだそうです。

 

PCDについて質問させて頂いたところ、「100mm」と即解答、オフセットに関する質問については、参考にするに最適な主要諸元がまとめられたサイトのURLを教えて頂きました。

 

 

そのURLを見てみると、DMC-12の純正ホイールのサイズは、フロントが14インチ、6J、offset+35mm、PCD100mm-4H、リアは15インチ、8J 、offset+21mm、PCD00mm-4H、ハブ径径72.5mmとなっていました。

 

今回取材した車両に装着されていたタイヤサイズは、フロントが195/60R14、リアは235/60R15でしたが、これも主要諸元がまとめられたサイトでみるとOEMタイヤと同じサイズでした。

 

それにしても皆さんDMC-12について凄くお詳しい。

それもそのはず、お話をお聞きしたオーナーのお一人は、「デロリアン バイヤーズガイド」なる本まで出版されている方でした。

 

 

僅か2年程しか生産されなかったDMC-12の純正ホイールは、デザインが僅かに異なる3タイプが存在するとのお話も聞かせていただきました。

 

いつかはその違いが分かるホイールマニアになりたいものですが、今回はその差が分からず…、何れにしても今回はDMC-12に対するオーナー達の熱い愛を感じる取材となりました。