ENKEI SPORT RC-T5 18inch 8J offset+48mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
ENKEI SPORT RC-T5の重量計測結果の投稿は今回が2回目です。
前回重量計測結果を投稿したのは16インチサイズでしたが、今回は18インチサイズのENKEI SPORT RC-T5です。
ENKEI SPORT RC-T5 16inch 7J offset+42mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
ENKEI SPORT RC-T5は、歴代のENKEI SPORTのホイール同様に、エンケイ製のホイールでありながら、株式会社アイ・アール・エスから販売されている競技用ホイールです(競技用とされてはいますが、一般道での使用についても全く問題はありません)。
17インチ以上のサイズでは大胆な肉抜きが施されたディスク部を持つデザイン、16インチ以下では前作RC-T4とよく似たデザイン、サイズによって二種類のデザインを使い分けているENKEI RC-T5ですが、今回重量計測結果を公開するのは18インチサイズなので、ディスク面に肉抜きを施した大胆なデザインの方です。
株式会社アイ・アール・エスのサイトではRC-T5について、「サイズスペック毎にデザインやスポーク数を変えることによってディスク部剛性を最適化。ディスクとリムの高次元な剛性バランスで、強い外力に対しても常に真円を保ち、優れたドライバビリティを提供」、「長年蓄積されてきた各カテゴリーでのフィードバックとCAE解析データを駆使し、コーナリングスピードの向上に伴いリム剛性も強化。理想的な剛性バランスにより性能を損ねない範囲での軽量化も施し、加減速のレスポンスを改善」と記載されています。
このホイールの重量を計測してみたところ、8.65kgになりましたので、軽量ホイールと認定しました。
ENKEI SPORT RC-T5 重量計測結果
18inch 8J offset+48mm PCD114.3mm-5H(鋳造1ピース・MAT製法 アルミバルブ付き、65gバランスウエイト付き) 8.65kg
大胆に肉抜きされ、敢えて個性的なディスクデザイン採用したENKEI SPORT RC-T5の重量は、「もう少し軽いのでは?」と予想させましたが、8.65kgという重量になりました。
大胆な肉抜きを施された18インチ、8Jサイズの ENKEI SPORT RC-T5の8.65kgという重量はどう捉えたらよいのでしょう?
ENKEI SPORT RC-T5は、フローフォーミング製法の一つで、「MAT-PROCESS」の進化版である「MAT-DURA FLOW FORMING」を採用することにより、素材強度が大幅に向上し、リムには緻密なメタルフロー(鍛流線)を実現しているそうです。
この重量が、強度・剛性を大幅に向上させ、本来はもう少し重くなるところ、肉抜きを施すことでこのレベルに抑えたということなのであれば、納得の重さと言うことになります。
このホイールに期待するのは、軽さだけではなく、「理想的な剛性バランスにより性能を損ねない範囲での軽量化も施し」とある株式会社アイ・アール・エスのサイトの記載通り、軽量さ、Sタイヤを装着するコンペティティブユースにも耐え得る強さを両立している点なのでしょうね。
今回アップしたこの記事とは別に、「ENKEIのターマック競技用ホイールの世代間比較」を別にまとめています。