RAYS VOLK Racing ZE40 18inch 7.5J offset+48mm PCD100mm-5H 重量計測結果
TE37、CE28N、RE30と続く、RAYSにおけるRacingホイールの直系となるRAYS VOLK Racing ZE40の重量計測結果公開の機会を遂に得ました。
RAYSのサイトには「驚くほどに進化するハイグリップタイヤは各部をへし曲げんばかりの応力をホイールに伝える。普遍的で5ラグホイールには理想的なレイアウトが可能な10スポークがその応力をも跳ね返す。Zに込めた思い、この先10年はこのZE40を上回るSTRONGホイールは生まれないだろう。これまで培った解析・形状の見直しを何度も繰り返し見出した、最適かつ最上、造りこまれたカタチはまさに機能美。」といった記載があります。
ブランド名であるZE40の由来は、剛性面において、この先10年このホイールを超えるものが存在しないことを意味する究極のZ、VOLK Racingの40周年の節目に発売されたことを意味する40とのことですが、Eだけはその意味がわかりません。
TE37とCE28のEは「EVOLUTION」を意味し、RE30のEは「EQUIPMENT」を意味しているので、ZE40のEもそのどちらかだと思います(「ホイールメーカー・ブランド 名前の由来について」のページも是非ご参照下さい)。
このホイールの重量を計測してみたところ、7.90kgとなりましたので、超軽量ホイールと認定しました。
RAYS VOLK Racing ZE40 重量計測結果
18inch 7.5J offset+48mm PCD100mm-5H(鍛造1ピース アルミバルブ付き、45gバランスウエイト付き)7.90kg
その名の由来やRAYSサイトの記載内容を見ると、ZE40が従来のRAYSホイールを比べて剛性に重きを置いていることが良く分かります。
剛性を上げるために軽さを犠牲にするわけにはいかないので、ホイールの各パートを闇雲に厚く太くするわけにはいきません。
力がかかる部分だけを強化する必要があり、ZE40にはその工夫が随所に見えるのです。
先ずは、ナット穴周りのセンターパートの処理ですが、ナット穴外周のオーバーハングした箇所があります。
これはセンタークリフというデザインで、ホイール中心部の剛性アップを図りつつ軽量化に効果を発揮するのだそうです。
スポーク部にも応力の解析により、力が掛かりにくい部分は徹底的に肉抜きを施す一方で、強化すべきポイントを押さえて補強が施されています。
因みにZE40のカラーバリエーションは、基本カラーのブロンズ(BR)に加え、今回重量計測結果を公開したホイールのダイヤモンドダークガンメタ(MM)、ハイパーブルー(HL)、ハイパーレッド(HR)、レーシンググリーン(IG)がオプションカラーとして設定されています。