最適なタイヤ・ホイール保管方法 レンタル収納編

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前回は、4本1セットのタイヤ・ホイールの保管に最適なタイヤ保管サービスについてまとめましたが、今回は数セットのタイヤ・ホイールの保管に最適なレンタル収納編です。

夏用タイヤとスタッドレスタイヤを1セットといったレベルではなく、練習用タイヤとか、雨天時走行用タイヤとか、ここぞという時に使用するソフトコンパウンドの勝負用タイヤとか、数種類のタイヤ・ホイールを数セット所有しているサーキット走行をする人、ラリーやダートトライアル、ジムカーナといったナンバー付き車両で参加する競技を行っている人向けにタイヤ・ホイールの保管方法についてまとめてみました。

 

自分でタイヤ交換を難なくこなし、数セットのタイヤ・ホイールを保管したい人達にとっては、レンタル収納がオススメなのです。

 

○レンタル収納の種類

一口にレンタル収納と言っても、いくつか種類がありますが、屋外型か屋内型に大別されます。

・屋外型:屋外に置かれたコンテナに、仕切りを入れて分けられたスペースを借りるレンタルボックス

レンタルボックス全景

・屋内型:建物のワンフロア―もしくは1区画に、仕切りを入れて分けられたスペースを借りるレンタルスペース

rentalspace内部

どちらも、タイヤ・ホイール保管に適したスペースを2帖程度から借りることができます。

因みに2帖がどのくらいの広さのスペースなのかと言いますと、間口1.4mm、奥行き2.1-2.2m位になる感じですね。

加えて、レンタル収納サービスを行っている業者のサイトを見ると、だいたい2.0m以上の高さが確保されている例が多いのです。

rentalspace室内

では、これ位のスペースにはタイヤ・ホイールが何本保管できると思いますか?

直径が650mm=0.65m程度の245/40R18サイズのタイヤの場合で想定してみますと…

間口1.4mあれば並列に2つのタイヤを平置きできます。

奥行きは2.2mmあれば、直列にタイヤ3本を平置きできます。

間口と奥行きのサイズから、2帖の収納スペースには、床一面に直列に3本、並列に2本トータルで6本のタイヤが配置できる計算です。

それらの上には2.0m程の高さがあるので、245のタイヤ幅ならば8本重ねることができるのです。

仮に、2帖の収納に隙間なく245/40R18サイズのタイヤを収めると、6×8=48本、12セットも収納できるのですが、それですと奥の下の方にあるタイヤを取り出すのに、手前や上にある何十本のタイヤを取り出さないとなりません。

無理をしないで、一番奥だけ2列とし、手前タイヤ2本分は1列置きとして、開いた1列分を出し入れの為のスペースとするぐらいが良いと思います。

それでも4×8本=32本、8セットも収納できる計算ですからね。

 

〇レンタル収納の料金例 2帖程度一か月当たり4本1セット12000円前後?

 

とある業者の料金は以下の通りでした。

・レンタルボックス(コンテナ上下2段積み、2Fは大型移動梯子利用)

2F 1.6帖 約6500円(税込み) 間口1.1m 奥行き2.2m 高さ2.25m

2F 2帖   約7600円(税込み) 間口1.4m 奥行き2.2m 高さ2.25m

1F 1.6帖 約10000円(税込み) 間口1.1m  奥行き2.2m 高さ2.25m

1F 2帖   約12000円(税込み) 間口1.4m 奥行き2.2m 高さ2.25m

 

・レンタルスペース(3階建てで屋内エレベータあり)

3F 0.6帖 約5000円(税別)     間口1.05m  奥行き0.90m 高さ2.40m

3F 2帖    約13000円(税別)   間口1.40m 奥行き2.10m 高さ2.40m

1F 3.3帖  約21,000円(税別)   間口2.50m 奥行き2.00m 高さ2.40m

※2Fは空きがないため料金開示がされていませんでした

 

面積が異なっていたり、月額が税別、税込みだったりして微妙に比較しにくいのですが、2帖に限って比較して見ると、レンタルボックスの2Fが約7600円と一番安く、次いでレンタルボックス1Fの約12000円、次いでレンタルスペースの3Fの約13000円となっています。

 

〇レンタルボックス、レンタルスペースそれぞれのメリットデメリット

価格からするとレンタルボックスの2Fは魅力的なのですが、重いタイヤ・ホイールを手で持って、何本も移動梯子で登るのは危険ですし、ちょっと無理があると思います。

その点、今回の例として取り上げたレンタルスペースは屋内にエレベーターがありますで、タイヤを台車等に乗せたまま、保管スペースまで運び込めるのは魅力です。

どちらもメリットデメリットがあるのでちょっとまとめてみました。

レンタルボックスメリット

・1Fなら車で横づけできる

・レンタルスペースよりは安いことが多い

レンタルボックスのデメリット

・料金は高くても1Fの方が人気あり、2Fしか空きがないことが多い

・2Fだと大型の移動式の梯子を利用して出し入れしなければならない

・雨風はしのげても、夏場の直射日光を浴びているコンテナ内の温度は結構高い

・監視カメラを設置してあるところもあるが、基本コンテナの開閉カギ以外のセキュリティはない

 

レンタルスペースのメリット

・エントランスはオートロックで、レンタルスペースと2重のセキュリティになっているところも多い

・屋内にエレベーターがついている物件も多く、2F以上のレンタルスペースでも楽々運べる

・空調完備のところもあり、室温・湿度は一定に保たれている物件も多い

 

レンタルスペースのデメリット

・レンタルボックスに比べると価格が高い

 

一見するとレンタルスペースの圧勝の様にみえますが、屋内エレベーター、エントランスのオートロック、空調が完備されていないレンタルスペースならば、レンタルボックスとの差はなく、その場合は費用の安いことの多いレンタルコンテナを選択した方が良いと言えるでしょう。

野ざらしよりはマシですが、夏場高温になりがちなレンタルコンテナは、高温下で劣化が進むタイヤにとっては望ましくい環境ではありません。ですが、近隣の建物の影で日差しがさえぎられるような立地にあるコンテナならば、それ程高温にならないとも考えられます。

予算に余裕があるなら、オートロック、エレベーター、空調完備のレンタルスペースを選ぶべきですが、予算に限りがあるなら、条件の良さそうなコンテナを選んで借りるということもありだと思います。

 

さて、次回は最適なタイヤ・ホイール保管方法の最終回 夢の賃貸ガレージ編です。

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