ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.21 祝ルマン24H連覇! TOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRID
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第21 回は、6月16日の現地時間15時過ぎにフィニッシュを迎えた第87回ル・マン24時間レースで連覇を飾った、TOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRIDを取り上げます。
多くのメディアで、決勝レースの模様やニュースが取り上げられていますが、連覇に至るまでのTS050 HYBRIDはモータースポーツの残酷さを表すアイコンといった感じでした。
2014年、2015年シーズンを戦ったTS040の後を受け、2016年シーズンからWECシリーズにデビューしたTS050は、初優勝を賭けたその年のル・マンで、ポルシェ・919とスプリントレース並みの接戦を続けた末、レース最終盤の残り6分にエンジントラブルを起こしてスローダウンし、最終ラップに入るホームストレートでポルシェ2号車に抜かれるという歴史に残る悲劇的な結末を迎えたためです。
翌2017年も優勝には手が届きませんでしたが、2018年念願の初優勝を飾るまでは、まさに「悲運のレーシングカーといった存在だった」と言って良いと思います。
この画像は、2018年10月6日から8日まで東京お台場で開催された「TOKYO MOTOR FES 2018」に展示されていたTOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRID撮影したものです。
その時期から考えると2018年シーズンのマシンであることは考えづらく、恐らく2017年シーズンを戦ったマシンであると思われます。
TS050にはRAYS製の鍛造マグネシュウムホイールが装着されています。
スペック等詳細はわかりませんが、ミシュラン製スリックタイヤのサイドウォールのサイズ表記から18インチホイールであることは分かりました。
RAYSサイトを見ても詳細は出ておらず、またデザインの似た市販ホイールは存在せず、RAYSのプレスリリースにも「RAYS製マグネシウムレーシングホイールがTOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRIDに装着され、ル・マン24時間耐久レースに挑戦。」としか記載されていないので、正式な名称すら分かりません。
まぁ、名前は分かりませんが、特徴的で印象に強く残るデザインのホイールだと言ってよいと思います。
ところで、RAYSさんは何故正式な名前を付けないのでしょうかね?
個人的にはきちんと名前を付けた方が良いと思っています。
何故なら、2017年の東京モーターショーに展示されていたこのホイールを見ていた見知らぬ女性が「レンコンみたいなホイールよね~」と言っていました。
きちんと名前付けないと、「レンコンホイール」なんて呼ぶ輩が出てこないとも限りません。