WORK EMOTION 17inch 9.5J offset+40mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
WORK EMOTIONの重量計測結果公開は今回で3回目ですので、その説明は以前のものを記載しておきます。
『WORK EMOTIONは、スーパー耐久等のレース車両に装着されているホイールの市販モデルで、市販するために必要最低限の設計変更を行っただけのものだそうです。特に、プーマランサー(ランサーエボリューションⅦ、Ⅷ)を始め、スーパー耐久では、多くのレーシングチームがWORK EMOTIONを採用していました。これは、コンペティティブな状況におけるWORK EMOTIONの信頼性や強度・剛性、放熱性といった機能性の高さによるものだと思われます。』
WORK EMOTIONのカラーは、ゴールドとシルバーはよく見かけますが、今回重量計測結果を公開したWORK EMOTIONはホワイトです。WORK EMOTION CR Kaiにもホワイトの設定があるのでパッと見で鍛造ホイールと分かり難いのはちょっと勿体無いですね。鍛造のEMOTIONにはこんな感じのステッカーがリムに貼ってあるので、それが目印です。
このホイールの重量を計測してみたところ、8.40kgとなりましたので、重量的には普通のホイールと認定しました。
WORK EMOTION 重量計測結果
17inch 9.5J offset+40mm PCD114.3mm-5H(鍛造1ピース アルミバルブ付き付き、バランスウエイト無し)8.40kg
17インチは7.5Jを想定して「超軽量」、「軽量」、「普通」を認定しています。今回重量計測結果を公開したWORK EMOTIONは、2インチも太い9.5Jのリム幅なので、重量的には普通のホイール認定となりました。今回重量計測結果を公開したWORK EMOTIONだけ見ても、軽いのか重いのか良く分かりませんが、これまで公開した他のサイズのWORK EMOTIONの計測結果を見ると、WORK EMOTIONは、鍛造1ピースホイールとしては「意外に軽くない」というのが正直な感想です。
それほど軽くはないWORK EMOTIONが、スーパー耐久等のレース車両に装着されていた理由は何だったのでしょうか?恐らく、500km以上の距離を競技スピードで走行しなければならないS耐において、軽さだけではなく、ホイールにも耐久性が求められたということがその理由だと考えています。過去にWORKのEMOTION開発担当者が雑誌でインタビューを受けている記事を読んだことがありますが、その中で、「市販品としての顔を持つEMOTIONの場合、重い市販車にも履かせるため、強度に余裕をもたせた設計となっている。だから、S耐でも1シーズン通しで使えてしまう」といった内容が語られていました。
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