ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.3 ホンダ シビックTYPE-R(FK8型)
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第3回は、再び訪れたホンダ本社ビルに展示されていた5代目ホンダ シビックTYPE-R(FK8型)のホイールについてです。
「シビックTYPE-Rがレアな車か?」と言えば微妙ですが、車両本体価格450万円、乗り出し価格で500万円近い車両になったFK8型シビックTYPE-Rは、2017年9月発売以来、私は実車を見たことがないのでレアな車としました。
FK8型シビックTYPE-Rは、4輪に20インチホイールを履き、245/30/ZR20のタイヤを装着しています。
本企画の第1回を飾った、同じくホンダのNC1型NSXですら、フロントは19インチタイヤを装着していることを考えると、FK8型シビックTYPE-Rが、いかに大口径のホイールに極太のタイヤを装着しているのかが分かると思います。
・シビックTYPE-R前輪
・シビックTYPE-R後輪
何ゆえ、シビックTYPE-Rに20インチタイヤ・ホイールなのでしょう?
最高出力320ps(235kw)/6500rpm、最大トルク40.8kg・m(400N・m)/4500rpmの出力を受け止めるためにはこのサイズが必要なのでしょうか?
ブレーキキャリパーとのクリアランスを見ると、リアはスカスカで、キャリパーとスポークの隙間から床面が見えていますし、フロントも余裕があり、恐らく18インチまでインチダウンが可能だと思われます。
少なくとも、ストッピングパワーに見合ったタイヤ・ホイールサイズではないことは一目瞭然です。
NSXは車両に手を触れることが出来ませんでしたが、このFK8型シビックTYPE-Rは乗り込むことも可能な状態でしたので、ホイールのスポークの裏に手を入れてみたところ、突起状のものがいくつも存在していたことから、FK8型シビックTYPE-Rのホイールは鍛造ではなく鋳造であると思います。
三栄書房から発売されているレブスピード7月号の中で、「FK8型シビックTYPE-Rの20インチアルミホイールはタイヤ込みで、1本あたり24kgである」と記載されていました。
1本あたり24kgってちょっと重過ぎませんかね?
ブレーキキャリパーとのクリアランスや、1本あたり24kgという重量、将来的なタイヤリプレイスコスト等を考えると、「18インチ、せめて19インチで良かったのではないか?」と思わずにいられませんでした・・・