TAKECHI PROJECT RACING HART CP-035R 18inch 7.5J offset+51mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
TAKECHI PROJECTから発売されていたRACING HART CP-035は鍛造1ピースの超軽量ホイールですが、今回重量計測結果を公開した「R」が付くCP-035Rは、同じRACING HARTCP-035というブランド名でありますけれど、鍛造2ピースホイールなのです。
何故、CP-035Rは2ピース構造なのかと言えば、リムとディスク・スポーク部分を別々に作って合わせる2ピース構造を採用することで、1ピースのCP-035では実現できない、オフセット値を、1mm単位で自由にオーダーすることを可能にしているからなのです。
そのためなのでしょうか、今回重量計測結果を公開したCP-035Rは+51mmという何とも中途半端なオフセット値になっております。
このホイールの重量を計測してみたところ8.65kgとなりました。
重量的に不利な2ピース構造ですが、リム幅が7.5Jと少し細いこともあり、軽量ホイールに認定されました。
TAKECHI PROJECT RACING HART CP-035R 18inch 7.5J offset+51mm PCD114.3mm-5H (鍛造2ピース アルミバルブ付き付き、15gバランスウエイト付き)8.65kg
2ピース構造を採用したCP-035Rは、オフセット値を自由に選ぶことができますが、そもそも、オフセット値が選択可能なホイールってニーズがあるのでしょうか?その理由を考えてみました。
サーキット走行やジムカーナ等の競技において、ホイールオフセット値は、車両セッティングにおける重要な要素になりますので、そういった状況で利用を想定するユーザーにとっては、オフセット値が自由選べるホイールの存在は有難いでしょう。
また、ポピュラーな車種向けのホイールや、いろいろな車種で使用可能な汎用性の高いサイズのホイールは当たり前に発売されますが、そうではない、マイナーな車種向け、汎用性の低いホイールは、市場性の低さからリリースされることはありません。
このような車種に乗っているユーザーにとっては、オフセット値が自由選べるホイールは「無くてはならないもの」と言っても良いかもしれません。
因みに、今回重量を計測したこのRACING HART CP-035Rは、超レアな車種である、ホンダNSXのフロントに使用されていたホイールとのことです。