ENKEI Racing Line RC-5 17inch 9J offset+35mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
ENKEI Racing Line RC-5に関する重量計測結果の投稿は2回目なので、その説明ついては以前のものを引用します。
「ENKEIのプレミアムスポーツホイールである「Racing Line」のフラッグシップモデルと位置付けられたRC-5は、オーソドックスな5本スポークデザインのホイールですが、ディスク・スポーク部分を中空構造として、高剛性と軽量化のベストバランスを追求しているそうです。
このような製造手法を取り入れているため、別々に製造したディスクとリムを溶接する2ピース構造を採用し、溶接接合後に接合部分に加工を施し、強度不足や歪みを徹底的に排除した、かなり手の込んだ工程を経て製造されるホイールになっていました。」
このホイールの重量を計測してみたところ9.30kgとなりましたので、重量的には普通のホイールと認定しました。
リム幅が9Jと太く、オフセット値からすると、ハブ接合面が肉厚なのかもしれませんが、重量級のホイールと言っても問題ないかもしれません。
ENKEI Racing Line RC-5 17inch 9J offset+35mm PCD114.3mm-5H(鋳造2ピース中空スポーク構造、バルブ無し、バランスウエイト無し)9.30kg
現在廃盤となってしまったENKEI Racing Line RC-5は、販売されていた当時、ブロンズ、ホワイト、シルバーの3色が用意されていました。
プレミアムスポーツホイールと位置付けられていたためでしょうか、ポルシェ用のPCD130mm-5Hをラインナップに加えていたことも、その当時のエンケイとしては珍しいことだったと思います。
上の画像はENKEI Racing Line RC-5の内側の画像です。
スポーク裏部分の黒い物体はゴムの栓で、これを外すとスポークが中空になっていることがはっきり解かります。
しかし、これほど手の込んだ製造過程を経る割に、あまり軽量化されていないので、ENKEI Racing Line RC-5はちょっと残念なホイールと言えるかもしれません。
後継モデルもその後発売されず、現在廃盤となってしまったことには何となく頷けなくもありませんね。
ENKEI Racing Line RC-5の別サイズ 17inch 7J offset+45mm PCD114.3mm-5Hの重量計測結果はこちら