ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.44 トヨタ2000GT(MF10型)スピードトライアル レプリカ車両
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていこうと考えています。
第44回は、第2回でも取り上げたトヨタ2000GTです。
今回は東京青海にあるTOYOTA MEGA WEB内HISTORY GARAGEに展示されていた、スピードトライアルで国際記録樹立した車両のレプリカです。
この車両は、トヨタ2000GTが市販される前年の1966年10月に、(現・つくば市)の自動車高速試験場で、国際記録樹立のためのスピード・トライアルに挑戦し、13の記録を打ち立てた記録樹立車両のレプリカです。
レプリカだけあって、触れようと思えば、直に手で触れられるような状態で、結構ぞんざいに展示してありました。
なんでも、本物は現存するのか、廃棄されたのか、それすら分からないという状況らしいので、当時の自動車に対する意識が分かるというものです。
もし現存していれば歴史的価はかなり高いと思うのですが、誠に残念であります。
市販前のトヨタ200GTを模したレプリカなので、当然、フォグランプがノーズ部分に食い込む大型タイプの前期型をベースにしているようです。
ホイールは一見センターロックっぽいものなのですが、よく見ると5穴タイプとの併用となっている、ちょっと不思議なホイールです。
実際のスピードトライアルでの記録樹立車両がそうなっているのかは?で、展示されている車両がレプリカだからこうなっているだけなのかもしれません。
タイヤのサイドウォールの表示を見ると、市販車と同じ15インチサイズの様です。
ホイールにはTOYOTAの刻印だけでなく、「SHELBY RACING 7.00×15」の文字が見て取れます。
ということから考えればリム幅は7Jになのでしょうね。
SHELBY RACINGの文字ですが、コブラで有名なあのキャロル・シェルビーに関係するものなのかもしれません。
当時の日本には、未だ国産のレース用ホイールが存在していなかった可能性もあるので、海外製のホイールであるSHELBY RACING製のホイールを使用したのかもしれませんね。