RAYS 57MOTOR SPORT G07WT 17inch 8J offset+43mm PCD120mm-5H 重量計測結果

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RAYS 57MOTOR SPORT G07WT 17inch 8J offset+43mm PCD120mm-5H 重量計測画像

WTの文字から解るかもしれませんが、RAYSの57MOTOR SPORT G07WT は、WTCC(ヨーロッパツーリングカーチャンピオンシップ)への投入を意識して設計されたブランドなのです。

57MOTOR SPORT G07WT は、2018年時点でもカタログ落ちはしておらず、RAYSのWEBサイトには

「ヨーロッパのツーリングカーレース参戦のために開発された本格鋳造スポーツモデル。レースレギュレーションを満たしたハイスペックモデルであることはもちろん、激しいファイトが繰り広げられるヨーロッパのレースを勝ち抜くには強靭であることも絶対的な条件です。均整のとれたフィンデザインは、まさに軽さと強さを追い求めたカタチ。すべてに機能を優先した、ヨーロッパが求めたデザインなのです。」

とあります。

このホイールの重量を計測してみたところ8.85kgとなりましたので、重量的には普通のホイールと認定しました。

※軽量ホイール・超軽量ホイールの定義はこちら

 RAYS 57MOTOR SPORT G07WT 重量計測結果

17inch 8J offset+43mm PCD120mm-5H(鋳造1ピースRCF製法、アルミバルブ付き、15gバランスウエイト付き)8.85kg

17インチホイール重量ランキングはこちら!

最低重量9.0kg、17インチ9Jサイズの鋳造ホイールの装着が義務付けられていた2008年当時のWTCCのレギュレーションに合わせた設計なので、それ程軽量という訳ではありませんが、6度ものキャンバー角で、縁石を利用した激しいバトルが繰り広げられるWTCCへの投入を意識するからには、それなりの強度が確保されているであろうし、リムにはタイヤの空転を防止するローレット加工が施されていることから、57MOTOR SPORT G07WTは、「本格鋳造スポーツモデル」の名に恥じないスペックであると思われます。

そう思う理由は、57MOTOR SPORT G07WTが、単なる鋳造1ピースホイールではなく、RCFというフローフォーミング製法によりインナーリムが生成されているからです。

RAYSは自社のフローフォーミング製法をRCF(レイズ・キャストフロー・フォーミング)工法と呼んでおり、

“鍛造ホイールに用いられる、スピニング製法を鋳造リム成型に用いて鋳造ホイールの性能を飛躍的にアップさせる。それがRCF(レイズ・キャストフロー・フォーミング)工法です。「鍛流線」に近い内部組織を、鋳造ホイール内部にもつくり出すことで強度の向上を図るRCFとその製造は、レイズが最も得意とする分野です。”

という説明がRAYSのサイトにあります。

現在も販売中の57MOTOR SPORT G07WTは、PCD100mm-5Hと、114.3mm-5Hの国産車向けサイズ設定のみ、カラーラインナップもホワイト・ブライトニングシルバーの2色ですが、発売当時はウイニングブルーを加えた3色、BMW・アルファロメオ・VW・Audiといった輸入車向けサイズもラインナップされていました。

因みに今回重量計測結果を公開した57MOTOR SPORT G07WTは、PCD120mm-5HなのでBMW向けのサイズ設定になっています。

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