RAYS VOLK Racing G025 19inch 8J offset+44mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果

RAYS VOLK Racing G025の重量計測の機会を初めて得たので、その結果を公開します。
RAYS VOLK Racing G025は、ツイン5本スポークを採用していた、先代「G25」の後継として発売されました。
その発売時期は、2019年の東京モーターショーで入手した、2019年夏版のRAYSのカタログにニューモデルとして登場していますので、2019年後半の販売開始であるとおもわれます。
この原稿を書いている時点で、RAYS VOLK Racing G025は、未だカタログモデルであることから、RAYSのサイトで、ブランドの解説を見ることができます。
https://www.rayswheels.co.jp/products/brand/detail/112
そこで目を引いたのは、
「VOLK RACINGならではのディティール、Gシリーズならではのエモーショナルなカタチ。それらを具現化するにはレイズエンジニアリングの構造シミュレーションによる解析が必要不可欠。
従来技術で同じデザインを作ればスポーク幅は6.5mmとなるが、G025では5mmへと進化。まるで美しいハイヒールの如く仕上げられたスポークであるが、それでいて最新ハイパフォーマンスカーからの入力値をこともなげに受け止める。」
という内容です。
最新の構造シミュレーションにより、従来6.5mm幅が必要だったスポークを5mm幅とし、美しいデザインを実現しながら、ハイパフォーマンスカーに対応し得る強度・剛性も得ているという点です。
確かに、スポーク部は細く、それによりシャープでカッコいいデザインになっていますよね。
このホイールの重量を計測してみたところ、9.10kgとなりました。
RAYS VOLK Racing G025 19inch 8J offset+44mm PCD114.3mm-5H (鍛造1ピース アルミバルブ付き、75gバランスウエイト付き)9.10kg
当サイトでは19インチホイールの重量計測結果公開は未だ11度目で、計測データ数が少ないため軽量ホイール・超軽量ホイールの定義は定まっておりません。
リムの外径が1インチ小さい18インチでは、8Jを想定して8kgを境に「超軽量」、「軽量」、「普通」を認定しているので、それに倣えば19インチは8.5Jのリム幅を想定して、9kg未満を「超軽量」、9kg以上10kg未満を「軽量」、10kg以上を「普通」と認定することになります。
その基準に照らし合わせれば、今回重量計測結果を公開したRAYS VOLK Racing G025は、リム幅が少し細いものの、軽量ホイールであると言えるでしょう。
2012年夏版のRAYSカタログのアーカイブをみると、発売当初のカラーラインナップは、フォーミュラーシルバー/リムエッジDCとマットガンブラック/リムエッジDCの2種でしたが、その後、ダークブルー/リムエッジDC 、ボルドーレットクリア/リムエッジDC 、ダークアンバークリア/リムエッジDC 、シャイニングブラックメタル/リムエッジDC といった限定カラーも次々と発売されています。
因みに、今回重量計測を行った個体は、フォーミュラーシルバー/リムエッジDCですね。
先代RAYS VOLK Racing G25も同様でしたが、カラーバリエーションも豊富なG025というブランドは、ゴリゴリのサーキットユース向け鍛造ホイールというより、デザイン性も重視したホイールという位置付けなのだ伺い知れます。
それでも19インチサイズで、9.1kgはかなり軽いと思いますね。

