RAYS TE37 SONIC 16inch 5.5J offset+45mm pcd100mm-4H 重量計測結果
1996年に発売され、RAYSを代表するブランドで、超軽量な鍛造ホイールのはしりとも言えるTE37は、その後も軽さにおいて第一線級の超軽量ホイールとして存在しています。
そんなTE37も、装着される車両のハイパワー化と重量増加、タイヤサイズの拡大とグリップ力の向上といったことへの対応を求められ、2010年のTE37 SL、2012年のTE37 TTA・TE37 RTとバージョンアップを繰り返し、17インチサイズ以上ではTE37 SAGA、RAYS TE37 SAGA S-plusへと進化して行きます。
その一方、16インチ以下のホイールを装着する小排気量コンパクトスポーツにおいても、タイヤグリップの向上のみならず、サスペンションの進化による「メカニカルグリップ」の高まりによって、より剛性の高いホイールが求められるようになっていました。
そのようなニーズに応える形で、2016年にTE37 SONICはリリースされたのです。
SONICとは「音速」を意味しますが、いかにも早そうな名前が付いたTE37 SONICの軽さは、いったいどの程度なのでしょうか?
今回初めて重量計測の機会を得た、TE37 SONICの重量を実際に計測してみたところ、5.05kgになりましたので、超軽量ホイールと認定しました。
RAYS TE37 SONIC 重量計測結果
16inch 5.5J offset+45mm pcd100mm-4H 重量計測結果(鍛造1ピース、アルミバルブ付き、20gバランスウエイト付き)5.05kg
16インチでは、7Jを標準的なリム幅と想定して、6kgを境に「超軽量」、「軽量」、7㎏を境に「軽量」、「普通」と当サイトでは認定しています。
その基準に照らし合わせれば、今回重量計測結果を公開したTE37 SONICのリム幅は、軽自動車向けの5.5Jと、かなり細いことを考慮する必要はあると思います。
計測対象が7Jのリム幅だったら、果たしてどれくらいになるのでしょう?
実際に計測してみないことには何とも言えませんが、それでもギリギリ5㎏台に収まり、超軽量認定になりそうな気はしています。
この点は、今後7J幅のTE37 SONICの重量計測機会を待ちましょう。
今回重量計測結果を公開したTE37 SONICのカラーは、ダイヤモンドダークガンメタ (MM)ですが、この以外にブロンズアルマイト(BR)も存在しています。
ダイヤモンドダークガンメタは塗装ですが、ブロンズは塗装より薄くて軽量な仕上がりとなるアルマイト被膜ですので、塗料分だけ僅かに重量の差が生じます。
ホイールの重量にこだわるのであれば、塗料分だけ僅かに軽量なブロンズを選択することをおすすめします。