RAM’S PR-6 15inch 7J offset+46mm PCD100mm-4H 重量計測結果
RAM’S PR-6というホイールですが、このホイールを知っている人はかなり少ないと思います。
この記事を書いている私も、2000年に発行された雑誌の記事だけしか資料がありません。
その記事に書かれた電話番号を頼りに色々と検索してみたところ、福岡県福岡市南区にあった株式会社ラムズという会社が発売元だったようです。
その雑誌の記事では、
「ラムズのPR-6は、高速走行のブレーキング時に問題になる、急激に発生した熱を取り除く、いわゆる放熱性に優れたホイールだ。そのポイントになっているのが、通常の塗装に比べて厚さが1/5となるセラミックコートと、6本スポークデザインによる開口部の大きさ。その上、リムやフランジの形状を独自のものにすることで路面からの衝撃を直接受ける部分の剛性を大幅にレベルアップすることに成功している」
とあります。
そんな謎多きRAM’S PR-6の重量計測機会は、今回で2回目です。
1回目は、同じ15インチ7Jで、オフセット値だけ異なる個体でした。
前回の個体は4.70㎏だったようですが、このホイールの重量を計測してみたところ4.45kgとなりましたので、前回同様超軽量ホイールと認定しました。
RAM’S PR-6 15inch 7J offset+46mm PCD100mm-4H(鍛造1ピース アルミバルブ付き付き、バランスウエイト無し)4.45kg
RAM’S PR-6は、残念ながらほとんど見かける機会もなく、知らない人が殆どだと思います。
ハッキリ言ってあまりメジャーのホイールブランドではないでしょう。
あまり世に出回っていないマイナーなホイールブランドなのですが、その重量は4.45kgとかなり軽量です。
当サイトにてまとめている「15インチホイール重量ランキング」でも、かなり上位に来るほどの軽さです。
15インチサイズにおいて、軽量さで上位にくるホイールの大半が6.5Jというリム幅なのに対し、このRAM’S PR-6は7Jと一回り太いのです。
にもかかわらずこの軽さ、15インチ7Jに限定すれば2番目に軽いホイールになるのです(この記事を書いている2025年6月時点の話し)。
「一体その秘密は何なのか?」を知りたいところですが、その秘密はあっさり判明しました。
インナーリムの淵に刻印でサイズ表記するという特徴から、このホイールは鍛栄舎製の鍛造ホイールであることが伺えます。
8000トンもの圧力を生み出すプレスを有し、数多の鍛造1ピースホイールを世に送り出した鍛栄舎によって作られ、ナットホイール周りに大きな肉抜き穴を持つRAM’S PR-6は、サーキット等での使用を想定した競技使用も可能な一線級の超軽量ホイールなのだと思います。