ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.131 RACING FORG TORII SUNNY
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
今回も東京オートサロン2024で撮影した車両です。
第131回は、2024年1月12日から14日まで、幕張メッセで開催されていた東京オートサロンのWEDSブースで見つけたRACING FORG TORII SUNNYを採り上げます。
この車両は、1970年代に多大な人気を博していた「富士チャンピオンシリーズ TS1300」のレース車両をできるだけ忠実に再現したもので、車両に表示されたスペックシートを見ると、1973年式のB110型の日産 サニーをベースに、搭載されるA12型1,200ccエンジンを、社外のピストン、コンロッド、クランクなどで1,300㏄まで拡大し、NISMO製部品等を使用してフルチューンされ、1,300㏄ながら9,000回転で180馬力を発揮するようです。
そんなハイスペックなRACING FORG TORII SUNNYに装着されているホイールがこれ。
WEDS RACING FORG NRです。
そのサイズは、フロントが13インチ、8.0J、オフセット-7mm、リアが13インチ、9.0J、オフセット-18mm、PCDはこの時代らしく114.3mm-4Hです。
外径13インチで、リム幅が8Jと9Jって、もの凄く太いですよね。
リベット留めされたオーバーフェンダーがなければボディに収まらないサイズです。
WEDSのRACING FORGは、国内初の鍛造3ピースホイールで、今回RACING FORG TORII SUNNYに装着されているものは、WEDS創立60周年を記念して復刻された新品のホイールです。
1970年代当時のオリジナルのRACING FORGはディスク、リムともに鍛造でしたが、この復刻モデルでは、ディスクを鍛造、リムを鋳造としていますが、素材や加工精度の進化によって、強度が格段に向上しているので、昔とは比較にならないグリップを発揮する現在のレース用スリックタイヤを組んでも大丈夫なのだそうです。
因みにRACING FORGは、レース専用アルミホイール(公道使用不可)で、TORII SUNNYに装着されているレッドのNRの他、ゴールドのFG(ディッシュモデル)およびNG(NRと同じデザインの4本スポーク)という2フェイス/3タイプが復刻されています。