ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.108 ジャガー Eタイプ
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第108回は、某所路上を走行していたジャガー Eタイプです。
一般道の渋滞の中を走行する、一際エレガントな車体を見つけて、慌ててスマホで撮影しました。
ジャガーのレース用車両であるCタイプ/Dタイプのイメージを引き継ぐネーミングのジャガー Eタイプは、それまでスポーツモデルの中心に置かれていたXKシリーズを継ぐモデルとして、1961年ジュネーブショーで発表されました。
以降、ジャガー Eタイプはシリーズ1からシリーズ3まで3回のモデルチェンジを行いながら14年間生産されます。
搭載されるエンジンは、シリーズ1発売時点で3.8リッター直列6気筒3.8リッターエンジンから始まり、シリーズ1のマイナーチェンジで4.2リッターにサイズアップされ、そのエンジンを搭載したまま、シリーズ2となります。最終的にはシリーズ3で、エンジンは5.3リッターV型12気筒エンジンまで大型化されていくのです。
外観上の違いは、シリーズ1が特徴的な3本ワイパーで、ウインカー類バンパー上に一個所だったものが、シリーズ2ではワイパーは一般的な2本に、ウインカー類はバンパー下とフロントフェンダーの二個所となります。
エンジンが大型化したシリーズ3は冷却効率を向上させるため、一際大きなフロントグリルになっています。
ということなので、今回撮影した個体は、3本ワイパーなのでシリーズ1ということになりますね。
搭載されているエンジンは初期型の3.8リッターか、マイナーチェンジ後の4.2リッターなのですが、後部トランクの上のエンブレムを見ると、4.2リッターエンジンを搭載するマイナーチェンジ後のモデルであるとわかりました。
装着されているホイールは、センタロック式のワイヤーホイール。
装着しているタイヤは、フェンダー内の奥に収まるナローなタイヤ。
渋滞していたとは言え、動いている車両を撮影したので、タイヤのサイドウォールの表記等不鮮明で分からないため、サイズが分からないのが残念です。
個人的には、極太タイヤを付けたスポーツホイールが好きな私ですが、ジャガー Eタイプに装着されたこのワイヤーホイールは、これはこれで、エレガントでとても良いと思います。
ジャガー Eタイプほど、細いワイヤーホイールを履きこなせる車は、現代にはもう無いです。
エレガントなジャガー Eタイプだからこそ、細いワイヤーホイールがピッタリくるのだと思います。