レーシングシミュレーターで「自動車競技に復帰した感」を感じることはできるのか?
その昔、ラリー競技に出場していたこともあり、YouTubeに多数アップされているインカー動画を見ることに最近ハマっています。
昔走ったことのあるダートトライアル場や林道を疾走する競技車両の内部から撮影したインカー動画を見ていると、自分が運転していた頃を思い出して懐かしいんですよねぇ~。
それだけでなく、何となく自分が運転しているような気持にもなれるのも良いのです。
そんな日々を過ごしている内に、「また競技に出たいな」なんて思い始めているのですが、新たに競技車両を製作する資金もないし、それを作ったところで競技会に参加する時間は限られています。
加えて、ラリーは数日から最低でも一晩通して走りぬくことが多いとか、ダートトライアルは競技場までの道のりを、休日の渋滞の中を走っていかねばならないとか、その体力があるかどうかも自信がないのです。
今更本格的にラリーやダートトライアルに復帰するのは現実的でないのは間違いないのですね。
じゃあ、「時間と金をかけず、衰えた体力でそれっぽいことはできないのか?」ってことを考えたのですが、ちゃんとありました。
それはドライビングシミュレーター系のゲームです。
子供の頃お小遣いを握りしめてゲーセンに通い、セガラリーにハマまっていたことを思い出しました(お気に入りはST205セリカ)。
ゲームならば、リアルな競技車両が無くても、競技会に参加する時間がなくても大丈夫なんじゃないかと思っているのです。
先日、鍛造ホイールメーカーのBBSが、人気ゲームソフト「グランツーリスモSPORT」で行われるバーチャルなレースシリーズ「FIA GTチャンピオンシップ2021シリーズ」のオフィシャルパートナーになったという記事を投稿しているのですが、バーチャルな世界のホイール事情がリアルな世界を先行するなんてことが多くなると思われるので、ホイール関連情報を収集するという意味でもドライビングシミュレーター系のゲームをやっておくのも良いなと考えているのです。
そんな気持ちになって、YouTubeでレースシミュレーションゲームの解説動画等あさってみました。
レースシミュレーションゲームの定番と言えば、グランツーリスモシリーズでしょう。
今はGT6までリリース済みで、近日GT7がリリースされるみたいです(2021年9月現在)。
GT3くらいまではやったことがありますが、GT6ともなると結構リアルな感じがしています。
これ以外にFIA GTチャンピオンシップが行われるGT SPORTもありますね。
個人的には他の車と混走するレース形式ではなく、ラリーやダートトライアルみたいに、単独走行でのタイムアタック形式が望ましいと思っていますし、世界の名車や高価な車両にバーチャルな世界で乗りたいという訳じゃないので、もっと他のゲームは無いのかと探してみたところ、ありましたね。
WRC公式ゲームで、タイトル名もズバリWRCです。
こちらは2021年9月に入って、最新バージョンのWRC 10がリリースされています。
それ以外にもDiRT Rally 2.0なんてゲームもあって、こちらも結構良さそうですね。
これらドライビングシミュレーター系ゲームの解説動画を見ていると、殆どがステアリング状のコントローラーとスティック状のシフトコントローラーを使用し、バケットシートっぽいイスに座って、ペダルでゲーム内のマシンを加減速しているのです。
調べてみると、ペダルとシフトを含め、ステアリング状のコントローラーはハンドルコントローラー、通称ハンコンと呼ばれるもので、それらを取り付けられるフレームをハンコンスタンド、それを備えたシートをプレイシートと言うのだそうです(ご存知の方にとっては素人臭いコメントでスミマセン…)。
リアルさを追求すると是非これは欲しい。
では、これらを揃えたら一体いくらくらいかかるのだろうか?
私の場合は、先ずゲーム機本体を買わないとならないのですが、PS5は定価で税別39,980円になります。
現在は品薄な上に転売ヤーの餌食になっているのでPS5は入手不可で、今のところPS4しか選択できませんが…。
ハンコンはピンキリで1万円台でも買えないことはないが、3万円前後は見ておいた方がよさそうです。
ハンコンスタンドを兼ねたプレイシートもピンキリだが、我が家の住宅事情を考えると、折り畳みが出来ることが望ましいなと思っています。
これも3万円前後はしそうな感じですね。
モニターは、私の場合リビングのテレビを活用することで省くことが出来ますが、それでも合計で10万円以上、PS5の入手に定価以上が必要なことも想定して、余裕を見て15万円ってところが必要な予算と思われます。
まぁベース車両買って、実際に競技車両に仕立てる金額を考えると屁みたいな金額で、出せないことは無いけれど、家族の視線は気になると言えば気になる金額と言えるでしょう。
ドライビングシミュレーター系ゲームの解説動画を見ても、ゲーム環境は人それぞれです。
私が上記にピックアップしたようなレベルのゲーム環境で解説動画をアップしている人もいますが、中には500万円を超える筐体を使われている人もいたのに驚きました。
ちょっとした車と同じ値段をゲームにかけるなんて漢ですねぇ~
その動画を見ていると、ゲームへの没入感は半端ないです。
その理由は、複数の軸でドライビングGを再現しているからなのだそうです。
500万円以上のドライビングシミュレーターの筐体を自分で買うことは出来ませんが、体験くらいはしたいので、「どこかに有料で開放されていないかな?」と考えています。