ENKEI SPORT RC-G5 15inch 6.5J offset+35mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
第5世代となるENKEIのグラベル競技用ホイールの重量はいったいどれ位なのか、ずっと気になっていたのですが、ついに当サイトでもENKEI RC-G5の重量計測の機会を得たので、その結果を公開します。
ENKEI SPORT RC-G5は、歴代のENKEI SPORTのホイール同様に、エンケイ製のホイールでありながら、株式会社アイ・アール・エスから販売されている競技用ホイールです(競技用とされてはいますが、一般道での使用についても全く問題はありません)。
株式会社アイ・アール・エスのサイトではRC-G5について、
「加減速時の剛性UP:荷重方向や横G方向の剛性及び強度は歴代最高のRC-G4レベルを維持しつつ、更に回転方向(加減速時)の剛性UPを実現」、「ブレーキ&サスペンションとのクリアランス拡大:リムの肉厚及びインナー形状をサイズスペックごとに最適化することで、ブレーキ&サスペンションとのクリアランスを拡大」、「ブレーキ熱の冷却性向上:砂利等の浸入をディスクセンターで防ぎつつ、ブレーキローター放熱を考慮した新設計」、
「排土性の向上:グラベル競技ゆえの泥がたまりやすく洗浄する頻度が多い現場からの意見を取り入れ、スポーク根元や細部の形状を見直し従来品より排土性を向上」
と記載されています。
このホイールを計測してみたところ、7.90kgになりましたので、重量的には普通のホイールと認定しました。グラベル競技用のホイールであるが故、強度・剛性に重きを置いているため、この重量も仕方が無いと思います。
ENKEI SPORTS RC-G5 重量計測結果
15inch 6.5J offset+35mm PCD114.3mm-5H(鋳造1ピース・MAT製法 ゴムバルブ付き、バランスウエイト無し) 7.90kg
RC-G5は、ターマック用ホイールである17インチ以上のRC-T5同様に、大胆な肉抜きが施されたディスク部を持つデザインになっています。
デザインだけでなく、軽さが求められるターマック用のホイールであるRC-T5と同じく、RC-G5もENKEI 独自のリム成形方法「MAT-PROCESS」の進化版である「MAT-DURA FLOW FORMING」を採用し、素材強度が大幅に向上とリムには緻密なメタルフロー(鍛流線)を実現しているそうです。
荷重方向や横G方向の剛性及び強度は歴代最高の先代となるRC-G4レベルを維持しつつ、更に回転方向(加減速時)の剛性UPを実現したRC-G5の7.90kgという重量は、グラベルホイールの中でどれほどの位置にくるのか?
今回重量計測結果を公開したRC-G5の重量計測結果を踏まえて、以前投稿した「グラベル競技用ホイール重量比較」の記事を近日更新する予定です。