ブレーキダストクリーナーの正しい使い方

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以前、ブレーキダストクリーナー2種、ニューブリッサーとパープルマジック マグナショットの洗浄力比較についてまとめた記事をアップしました。

ブレーキダストクリーナー比較 ニューブリッサー VS パープルマジック マグナショット

この時は、価格が高いニューブリッサーと比較してみた結果、お手ごろ価格の割に意外に洗浄力が高いパープルマジック マグナショットを見直す結果となったのです。

パープルマジック マグナショットを見直した理由はこれ以外にもありました。

以前にパープルマジック マグナショットを使ってみた際、ちゃんとした使い方をしなかったせいで、思ったほどの効果が得られなかったことがあったので、改めてパープルマジック マグナショットを見直すことになったのです。

今回はパープルマジック マグナショットを例に採り、ブレーキダストクリーナーの正しい使用方法についてまとめてみました。

ブレーキダストクリーナー 使用できないホイール例

パープルマジック マグナショットの容器裏面の使用上の注意を見ると、

先ず、パープルマジック マグナショットを使用できないホイールが列記されています。

  • アルミホイール以外の、マグネシュウム・スチールホイール
  • AMG/AC SCHNITZER/LORINSER社製のホイール
  • 有色ピアスボルトや特殊処理(再塗装やマット処理)をしているホイール
  • センターロックタイプのホイール
  • 劣化しているホイール(表面に傷・ひび割れがある等)
  • 車両およびホイールの取り扱い説明書で使用が禁止されているホイール

等が挙げられています。

AMG/AC SCHNITZER/LORINSER社製のホイールと具体的に指定されているのには驚きました。

また、アルミホイール以外、特にマグホイールには使えないというのは結構重要な注意点だと思います。

 

ブレーキダストクリーナー 使用上の注意点

次に洗浄する上で、どうしても洗浄液がかかってしまう、ブレーキキャリパー/ブレーキローター/ホイールバランスウェイトにサビの発生や変色がおきることの注意を喚起しています。

ローターのサビは良いとして、キャリパーのサビ・変色を避けるため、キャリパーに掛かった洗浄液は洗い流すような指示が記載されています。

その次に漸く使用上の注意が記載されています。

  • 用途以外に使用しない
  • 通気の良い所で使用する
  • ボディ、バンパー等アルミホイール以外のところに使用しない。かかってしまったら直ぐに水で洗い流す
  • ホイールナット、センターキャップには液が溜まりやすく、洗浄後も液ダレすることがあるので水で充分に洗い流す
  • シミの原因となるので、炎天下やホイールが熱を持った状態で使用したり、塗布したまま放置しない
  • シミになるので衣服等に付着しないよう注意する
  • 使用後は石鹸で良く手を洗う

とあります。

自動車関連に限らず、毛染めや漂白剤等の薬剤系の商品にはありがちな注意点ですが、「ホイールが熱を持った状態で使用しない」という点はブレーキダストクリーナー固有の注意点なのではないでしょうか。

 

ブレーキダストクリーナー 使用方法

最後に使用方法が以下の通り記載されています。

  1. あらかじめ目立たないところで試し、変色や変質がないことを確認してから使用して下さい
  2. ホイールの状態を良く確認し(表面劣化に注意)1本ずつ洗浄してください。
  3. ホイール全体に振りかけ
  4. 2~3分間放置後、柔らかいスポンジで汚れている箇所をこすり
  5. ホースなどで水を強くかけて洗浄液をよく洗い流す
  6. ホイール1本の洗浄が完結したら次のホイールを洗う

とあります。

 

この説明を読む限りでは、変色/変質の可能性があるので

  • 高価なホイールには使用しないほうが良い
  • 使用する場合は、洗浄液をいきなり吹きかけたりせず、目立たないところから試してみる
  • ホイール以外のところに洗浄液を極力かけない。
  • 洗浄液がかかったところは水でよく洗い流す

といったところがポイントなのでしょう。

 

これらのことを考えると、ブレーキダストクリーナーを使用する際は、出来る限り車体から外した状態で洗浄する方が、諸々のリスクを避けられると思います。

車体に付いた状態だと、

  • 余計なところに洗浄液がかかる
  • 裏リム等の目立たないところで試すことができない
  • ブラシで擦り難い角度ができる

とう事態になるので、可能ならば車体から外した状態でブレーキダストクリーナーを使用するのが使用上の重要なポイントだと私は思います。

 

ブレーキダストクリーナー 経験上心がけた方が良い点

さて、本記事冒頭で、「ちゃんとした使い方をしなかったせいで思ったほどの効果が得られなかったことがある」と告白しましたが、私がやってしまった間違った使用方法は何だと思いますか?

それは「ブラシで擦らなかった」というのがその答えです。

ちゃんと注意書きを読まずに、パッケージ表面の画像だけ見て使用したため、吹き付けるだけで紫色に変色したブレーキダストを落とすことができると勘違いしていたのです。

ブリッサーとの比較の時に、しっかりブラシでこすったところ、パープルマジック マグナショットでも結構ブレーキダストが落とせることを改めて実感したのです。

 

ブレーキダストクリーナーの使用上の注意を個人的に強調するならば、

「スポンジやブラシでしっかり擦ること」

この一点になります。

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