ADVAN Racing RGⅡは、初代RGの後継モデルとして横浜ゴムから発売されていた鋳造1ピースホイールです。

先代RGと比較したRGⅡのデザイン上の特徴は、フェイスデザインが2種類存在し、7.5Jから9Jオフセット35までをスタンダードデザイン、それ以外の9Jそして9.5J・10Jをスポークが大きく湾曲しながらセンター部にむけて落ち込んでいくGTRデザインとしていることでした。

また、先代RGではブルーの帯塗装に”ADVAN Racing”のロゴ文字を配していましたが、RGⅡでは、スポーク間に高さ1mm強で鋳造し、塗装工程の後、文字の上面を切削加工した”ADVAN Racing”のロゴ文字を配しています（ブライトクローム色を除く）。

先代RGと比較したRGⅡの性能上の進化は、リム成型に圧延スピニング工法を採用することで、リム剛性を上げつつも肉薄化に成功し、センターディスク部もハンドリング特性向上をねらってRGより剛性をアップさせているのだそうです。

今回の計測では7.55kg、17インチサイズ（7.5J想定）の基準である7kg台になりましたので、軽量ホイールと認定しました！

※軽量ホイール・超軽量ホイールの定義はこちら

 YOKOHAMA ADVAN Racing RGⅡ 重量計測結果

17inch 8J offset+45mm PCD100mm-5H（鋳造1ピース・MAT製法、アルミバルブ付き、35gバランスウエイト付き）7.55kg

17インチホイール重量ランキングはこちら！

このホイールのハブ接合面を見ると、「M･A･T」の文字が見えますので、RGⅡから導入された圧延スピニング工法とは、エンケイの「MAT PROCESS」製法のことだと思われます。

これによりADVAN Racing RGⅡは、エンケイに製造委託されていることが分かります。

今回重量計測を公開したADVAN Racing RGⅡは、PCD100mm-5Hタイプなので、スバル車向けのサイズ設定なのですが、GC8インプレッサには少々太すぎるようです。

このサイズは、GDB型前期までのインプレッサの推奨サイズになっております。