ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.4 OVEC-ONE(三菱ギャランフォルティスベースの実験車両)
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第4回は、岡山県内の自動車関連産業の発展を進めるべく、2011年度に開設された「おかやま次世代自動車技術研究開発センター、略して OVEC:Okayama Vehicle Engineering Centerの実験車両であるOVEC-ONEです。
OVEC-ONEは実験車両ですから、恐らく今回撮影した車両のみか、あっても世の中に数台ですから、今回は文句無くレアな車両と言えるでしょう。
OVEC-ONEは三菱ギャランフォルティスベースで、4輪にインホイールモーターを組み込んだ車両で、2011年からスタートしたOVECの第1期プロジェクトで製作され、2013年5月22日にパシフィコ横浜で開催された「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展 2013」で、初公開されています。
・OVEC-ONE前輪
・OVEC-ONE後輪
ホイール内の赤っぽい色の部分が車体側のインホイールモーターで、ガンメタリックの部分だけがホイールです。
OVEC-ONEでは汎用性の高い16インチのホイールに収まるインホイールモーターを採用していますが、車輪に組み込まれているインホイールモーターとホイールにクリアランスは殆どなく、このホイール自体もインホイールモーターに合わせて製作されたワンオフの特注品であるものと思われます。
OVEC-ONEのインホイールモーターは、アウターロータ式ダイレクトドライブインホイールモーターというもので、使用回転数が低く、熱の発生が抑えられることと、モータの磁石に高価なレアアースであるディスプロシウムを使っていないことが特徴であるとのことです。
因みに、おかやま次世代自動車技術研究開発センターのドメインは既にないみたいなので、このプロジェクト自体は既に終了してしまったと思われます。
OVEC-ONEは今どこにあるのでしょうか…