TAKECHI PROJECT RACING HART CP-S10 18inch 9J offset+44mm PCD114.3mm-5H重量計測結果
RACING HART CP-S10に関する投稿は、昨日に続き今回で2回目なので、説明ついてはそれを引用しています。
『TAKECHI PROJECT RACING HART CP-S10 18inch 9J offset+44mm PCD114.3mm-5H重量計測結果は、タケチプロジェクトの競技車両向けであるCPシリーズの、最新作にして最後のブランドです。当時の資料を見ると、「コンペティションホイールとしての軽量・剛性・作業性、そして機能性を徹底的に追及」とあり、そこで追及される機能は、ビックキャリパー+大口径ローター装着マシンを想定した、独自の専用リム構造設計による、高性能な大型ブレーキシステムに、余裕をもって装着できるホイールになっていることだそうです。「軽量・剛性・機能の高次元バランス」と「大口径ブレーキシステムへの対応」が売りということなのでしょう。RACING HART CP-S10は、エンケイに製造委託され、MAT製法という、当時としては最新の成型テクノロジーを採用することで、通常の鋳造リムよりも、平均で1mm以上の薄肉化を実現したそうです。』
このホイールを計測してみたところ、10.25kgになりましたので、重量的には普通のホイールと認定しました。
今は無きタケチプロジェクトをディスるわけではありませんが、この重量で軽量を謳うのは少々無理があるのではないでしょうか。今回重量計測結果を公開した18inch 9J offset+44mm PCD114.3mm-5サイズのHRACING HART CP-S10 は、当方で計測した18インチホイールにおいては最もヘビーなホイールになっています。
TAKECHI PROJECT RACING HART CP-S10 18inch 9J offset+44mm PCD114.3mm-5H(鋳造1ピース・MAT製法 アルミバルブ付き、40gバランスウエイト付き)10.25kg
RACING HART CP-S10は、18インチのみのサイズ設定で、2タイプのフェースデザインが用意されていました。リム幅9Jサイズは、今回重量計測結果を公開したoffset+44mmと+21mmの2サイズが存在しています。この内、9J+44mmと9J以下のサイズは、フラット形状のフェース1を採用。9J+21mmと9.5J以上のサイズでは、テーパー状(今風に言えばコンケーブ)のフェースデザインを採用しています。RACING HART CP-S10は、結果的に軽量ホイールになっていませんが、リムエンドに繋がるスポークの下の部分を肉抜きしたアンダーカット構造の採用と、スクエア形状に切り取られたセンター部分の肉抜きにより印象的なデザインになっていると思います。デザインと言えば、CPシリーズとしては初めてセンターキャップが標準装着されたのも、このRACING HART CP-S10からだそうです(その後はありませんが…)。
RACING HART CP-S10の別サイズ18inch 8J offset+36mm PCD114.3mm-5Hの重量計測結果はこちら