TAKECHI PROJECT RACING HART CP-S10 18inch 8J offset+36mm PCD114.3mm-5H重量計測結果

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TAKECHI PROJECT RACING HART CP-S10 18inch 8J offset+36mm PCD114.3mm-5H重量計測画像

RACING HART CP-S10は、タケチプロジェクトの競技車両向けであるCPシリーズ、最新作にして最後のブランドです。当時の資料を見ると、「コンペティションホイールとしての軽量・剛性・作業性、そして機能性を徹底的に追及」とあり、そこで追及される機能は、ビックキャリパー+大口径ローター装着マシンを想定した、独自の専用リム構造設計による、高性能な大型ブレーキシステムに、余裕をもって装着できるホイールになっていることだそうです。「軽量・剛性・機能の高次元バランス」と「大口径ブレーキシステムへの対応」が売りということなのでしょう。RACING HART CP-S10は、エンケイに製造委託され、MAT製法という、当時としては最新の成型テクノロジーを採用することで、通常の鋳造リムよりも、平均で1mm以上の薄肉化を実現したそうです。

このホイールを計測してみたところ、9.85kgになりましたので、重量的には普通のホイールと認定しました。

今は無きタケチプロジェクトをディスるわけではありませんが、この重量で軽量を謳うのは、少々無理があるのではないでしょうか…

※軽量ホイール・超軽量ホイールの定義はこちら

TAKECHI PROJECT RACING HART CP-S10 18inch 8J offset+36mm PCD114.3mm-5H(鋳造1ピース・MAT製法 アルミバルブ付き、バランスウエイト無し)9.85kg

18インチホイール重量ランキングはこちら!

RACING HART CP-S10は、18インチのみのサイズ設定で、2タイプのフェースデザインが用意されていました。リム幅9Jサイズは、offset+44mmと+21mmの2サイズが存在しています。この内、9J+44mmと9J以下のサイズは、フラット形状のフェース1を採用。9J+21mmと9.5J以上のサイズでは、テーパー状(今風に言えばコンケーブ)のフェースデザインを採用しています(今回重量測定結果を公開した8JのRACING HART CP-S10は、フェース1であるということですね)。RACING HART CP-S10は、結果的に軽量ホイールになっていませんが、リムエンドに繋がるスポークの下の部分を肉抜きしたアンダーカット構造の採用と、スクエア形状に切り取られたセンター部分の肉抜きにより印象的なデザインになっていると思います。デザインと言えば、CPシリーズとしては初めてセンターキャップが標準装着されたのは、このRACING HART CP-S10からだそうです(その後はありませんが…)。

RACING HART CP-S10の別サイズ18inch 9J offset+44mm PCD114.3mm-5Hの重量計測結果はこちら

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