ENKEI SPORT ES-GRAVEL 15inch 6J offset+44mm PCD100mm-5H 重量計測結果
ENKEI SPORT ES-GRAVELに関する投稿は2回目なので、その説明ついては以前のものを引用します。
「ENKEI SPORT ES-GRAVELは、砂利や石からブレーキを保護する大きめなセンターディスク、衝撃に強いリム形状、独自のローレット形状により、タイヤの空転率を低減させているグラベル用のホイールです。
ENKEI 独自のフローフォーミング加工である「MAT-PROCESS」製法により、薄くリムが成型されたホイールになっています。
2000年台前半、多くのラリー、ダートトライアルの競技車両に使用されていました。」
このホイールを計測してみたところ、6.85kgになりましたので、重量的には普通のホイールと認定しました。
以前に重量計測結果を公開した、6.5J、offset+50mmのES-GRAVELと比べると、400g軽いですね。
ENKEI SPORT ES-GRAVEL 15inch 6J offset+44mm PCD100mm-5H(鋳造1ピース・MAT製法 アルミバルブ付き、バランスウエイト無し) 6.85kg
15インチのES-GRAVELに、リム幅6Jの設定は無かったはずだと記憶しています。
数が少なくても、極稀にこのサイズを見かけるのであれば、受注生産か何かで小ロットで製作されたのかもしれませんが、このサイズのES-GRAVELは、今回重量計測結果を公開した、このホイール以外に見たことがありません。
もしかしたら、試作品の類かもしれないと推測しています。
それにしても、このサイズ設定はなかなか絶妙ですね。と言うのも、6.5J、offset+50mmのES-GRAVELが、スバル純正16インチ対向4ポットキャリパーに対応していましたが、それと比べて、このES-GRAVELは0.5J=12.7mm細いのです。
ホイールのリムの中心を基準に考えると、表リムと裏リムから、それぞれ6.35mm細く、オフセット値が仮に同じなら、表リムは6.35mm奥に移動し、ブレーキに干渉してしまうことになります。
それを避けるためなのでしょう、オフセット値を+50mmから+44mmと変更する事で、6mm表リムを外側に移動させているのです。
恐らく、この6J offset+44mmのES-GRAVELは、スバル純正16インチ対向4ポットキャリパーに対応しているのではないでしょうか。
6Jと細めのリムなので、195-65-15サイズの軟質路用のラリータイヤに最適なサイズ設定だと言えるかもしれませんね。
※最近オークションでこのホイールと同じサイズのES-GRAVELが出品されているのを見つけました。
「恐らく試作品だ」等と書いてしまいましたが、同じサイズが存在していますので、市販サイズである可能性が高いと思われます。(2018年10月29日追記)
ENKEI SPORTS ES-GRAVELの別サイズ 15inch 6.5J offset+50mm PCD100mm-5Hの重量計測結果はこちら
ENKEI SPORTS ES-GRAVELの別サイズ 15inch 7J offset+35mm PCD114.3mm-5Hの重量計測結果はこちら
ENKEI SPORT ES-GRAVELの別サイズ 15inch 6.5J offset+45mm PCD114.3mm-4Hの重量計測結果はこちら