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・リムのガリ傷対策

最近は純正ホイールでも、普通車で18インチ、コンパクトカーで16インチ、軽自動車でも15インチと、ホイールの大口径化が進んでいます。そうなるとタイヤはロープロファイルなもの、より一層ハイトの低いものになりますので、ギリギリまで路肩に寄せて車を停めるとなれば、縁石にホイールを擦り付けて、ガリ傷が入ってしまいます。お気に入りのホイールに傷が入れば、憂鬱な気持ちになってしまうでしょう。そうはならないためにもしっかりとした対策が必要なのです。

ガリ傷防止の為の対策としては、リムにカラーテープを貼るタイプのものがあります。ホイールにカラフルなラインが入るので、みた目に変化が出るのが良いのですが、薄いテープを貼るだけなので、傷を防止するという点においては大きな期待は出来ません。「軽く擦った程度ならば大丈夫」ぐらいに考えていた方が良いでしょう。

より一層のガリ傷対策となると、サイドウォールがホイールのリムより外側に出ていて、万一、路肩の縁石に接触しても、ホイールに直接当たるのを防ぐ、当たってもダメージを軽減するタイプのタイヤを選択するしか無いと思います。タイヤメーカーのWebサイトにはタイヤブランド毎にサイズ一覧がありますが、この中で、一定以上の扁平率のタイヤの中には「リムガード」とか「リムプロテクトバー」とか「リムプロテクター」という表記がされているものがありますので、これらの中から選ぶと良いでしょう。これらのタイヤを装着しておけば、万一路肩の縁石を擦ったとしても、先ずタイヤがそのダメージを吸収してくれるからです。

・ホイールの劣化対策

ガリ傷以外にも塗装が劣化してしまえばカッコいいホイールが台無しになってしまいます。買ったばかりの時はピカピカのホイールも、年月が経つにつれて塗装が劣化していきます。風雨にさらされていくうち、紫外線にさらされているうちに、ホイールの塗装はどんどんと劣化するものなのです。劣化が進まないためには、自動車のボディ同様にしっかりとコーティングすると良いでしょう。コーティングすることにより、退色を防ぐだけでなく、サビの発生、塗装の浮きを抑えることができます。

また、車体からタイヤ・ホイールを外している時も、サビ、塗装の浮き、退色を防ぐために、雨や日光を遮るところに保管し、出来れば更にタイヤカバー等で覆うなどした方が良いと思います。因みに、これまで多くの中古ホイールを見てきましたが、一番退色しやすい色はゴールド系で、メッキ系はくすんでしまうことが多いと個人的に思っています。

きちんと保管するだけでなく、以下の2ケースについては走行後に入念な洗浄が必要です。一つ目は雪道走行をした場合です。雪道には融雪剤として塩化カルシュウムが散かれています。この塩化カルシュウムは塗装にとって大敵。きちんと洗浄しないで放っておくと、瞬く間に塗装が浮き始め、サビが進行していきます。「塩化」という文字通り、融雪剤は雪を溶かすだけでなく、金属をサビさせることもお得意なのです。二つ目はサーキット等でのスポーツ走行です。スポーツ走行後もホイールの洗浄が大事です。こちらは走行時のハードブレーキングによってはホイールに付着したブレーキパッドカスを入念に落とす必要があります。特にメタル系のブレーキパッドは、ブレーキローターを削るだけでなく、そのパッドカス自体にも鉄粉多く含んでいます。走行後にそれらをきちんと落とすことなく保管してしまうと、ホイールに付着した鉄粉から瞬く間にサビが発生します。またハードブレーキング時、高温のままホイールに付着した鉄粉は、ホイール表面の塗装に食い込み、固着した後に取り除くのは大変手間がかかります。それなので、固着する前に成るべく小まめに洗浄することもホイールの塗装を劣化させないためには大事ことです。

・ホイールの盗難対策

出かけるために駐車場に行くと、愛車に何だか違和感が・・・。一瞬間をおいてから、タイヤとホイールが無いと気付く。タイヤとホイールの盗難に遭われた方から聞いた話です。高価なホイールであるほどそのリスクが高いことを考えれば、何の策も施さず駐車場に置きっ放しにはできません。どうすればこの様な危険を避けることができるのでしょうか?一番容易い盗難対策はロックナットの利用です。

市販されているロックナットでホイールを車に取り付けることが一番手っ取り早い盗難対策と言えるでしょう。コストもそれ程かからず、取り付けに手間もかかりません。泥棒は人目につくことを嫌がると聞きます。モタモタして人目を引きたくない。だからホイールを外すのに少しでも時間がかかりそうなものは避けるはずです。取り外しに時間がかかるロックナットは盗難対策になり得ます。しかし、一般的なロックナットは、同じタイプのロックナットを用意すれば簡単に外せます。一旦、泥棒に目をつけられて、事前に同タイプのロックナット準備されてしまえば、盗難対策になり得ないでしょう。その点、ロックナットの代名詞的商品であるマックガードは、ロックナットの形状が特殊、かつバリエーションが豊富なので、その点はまだ良いと言えるでしょう。前述のお手軽さと相反しますが、予算に余裕があれば4輪とも、それが無理でも、2輪毎に異なるロックナットを使用すると盗難防止効果はより高まるでしょう。

駐車場が遠くにあると警告音が聞こえないので、駐車場所によっては使えませんが、車体が傾くと反応するセンサーを付けるのも一つの手です。自宅駐車場ならば、人感センサーライトやダミーカメラの設置も有効でしょう。車の駐め方によってもホイールの盗難対策は出来ます。駐車場所が壁に面している場合に限定されますが、思いっきり壁に寄せて駐車して、ホイールを外す作業スペースを無くしてしまえば、片側のホイールの盗難を完璧に防げます。泥棒は盗んだホイールを売りさばくことを目的としているので4本セットで入手できない物には、あまり手を出さないと思われます。

この様な対策も、盗む側の努力が上回ってしまえば、意味をなさないでしょう。そのような場合に備えるにはやはり自動車保険でカバーする以外にないと思います。

不幸にもタイヤ・ホイールを盗まれてしまったとしても、車輌保険によってしっかりカバーされているのであればダメージは少ないでしょう。但し、全てのケースで、満足のいく補償を得られるかどうかは、かけている保険の約款に書かれている補償内容や、補償範囲を広げることを取り決めた特約よりますので、「自分の車は車輌保険に入っているから大丈夫だ」と思うのは早計です。 注意したいのは以下のような場合です。
1.一部の車輌保険は盗難被害をカバーしないものがある。
2.補償に社外ホイールの価格が反映されていない。保険会社・代理店との間で、別途社外ホイールの価格で補償する取り決め、特約がない。

車輌保険の中にはタイヤ・ホイールの盗難被害をカバーしないものがあるようです。保険証書の裏に小さい字でびっしり書かれていて、読む気になれない約款ですが、ここに付属品も含めて盗難被害を補償すると記載されていれば問題ありませんが、そうでなければ、保険会社、保険代理店に確認しましょう。もし盗難被害補償が無いのであれば、早急に保険内容の見直しをおこなった方が良いでしょう。

また、盗難被害を補償する車輌保険に入っていたとしても、通常は純正品価格までしか補償されません。社外ホイールの金額で補償するという取り決め、特約を交わしていなければ、純正品の価格より高価なタイヤ・ホイールが盗難被害にあったとしても、補償額は純正品相当になります。純正品よりも高額な社外品を取り付けている場合には、その社外品の購入価格を明らかにし、それをもって補償額とするという特約を、保険会社、代理店と改取り交わす必要があります。純正品より高価な社外ホイールを購入する場合は万が一に備えて、領収書をしっかり保管し、特約について保険会社と話しを進めて下さい。しかし、社外ホイールの価格が、純正ホイールの価格を下回る場合にもありますので、特約を結ぶ前に純正ホイールの価格をしっかり確認してからの方が良いでしょう。欧州車等は純正ホイールの価格がかなり高価なケースもありますから。

盗難被害の話しから逸れますが、車輌保険の盲点繋がりということで少し補足します。一般車両保険に加入するより費用がかからないという理由で、車対車+限定A、 いわゆるエコノミー車両保険に加入している人がいます。このタイプの車輌保険ですと、「自損事故」は補償されません。そのことは知っていても、「あて逃げ」が補償されないということを知らない人は結構多いと思います。エコノミー車輌保険ですと、万一高価なホイールを当て逃げされても補償を受けられないことになってしまいます。ホイールの被害に限ったことではない話しですが、高いホイールを付けるならば、この様なタイプの保険も避けたいところですね。

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