TOKYO AUTO SALON 2019 ホイールレポート　国内ホイールメーカー2019年新作モデルについてレポートしています。

昨年に続き、世界最大級のカスタムカーイベントであるTOKYO AUTO SALON 2019に行ってきました。人ゴミを避けるため、入場は早めの開場直後9時過ぎ、雪が降るかもしれないという天気予報通り、曇っていて結構寒かったです。

昨年初めてTOKYO AUTO SALONに行ってみて分かったことですが、ホイールメーカー各社のブースには、その年発売予定の新作ホイールが多数展示されています。よって、今年のTOKYO AUTO SALONでの主な目的は、各社の新作ホイール情報の収集とし、ホイールメーカー・発売元のブースが無い北エリアは行かず、東/中/西エリアの1－８ホールだけ見てきました。

 

先ずは、東エリアの一番東端にブースを構えているWORKからレポート。

WORKのブースでは、キャンペーンガールではなく、酒屋のおっさん風の外人さんが出迎えてくれます。その後ろには「2019 NEW ARRIVAL」と、WORK新作ホイールが一挙に展示されていました。

スタッフの方に「今年の新作のスポーツホイールはどれですか？」と尋ねたところ、、EMOTION CR2P/3Pであるとの回答が得られました。

既存ブランドの2ピース版、3ピース版が今年の新作ということなのですね。EMOTION T5R 2Pに関しては3タイプのカラーが展示されていました。

 

WORKのサイトを見てみると、EMOTION T5R 2P は、2018年12月8日にプレスリリース済みの様です。

「WORKEMOTION T5R 2P 登場」

https://www.work-wheels.co.jp/information/detail/185/

 

続いて行ったは、同じく東エリアに、鍛造ホイールの製造工程を分かりやすく展示してあったBBSのブースです。

こちらで2019年の新作について尋ねたところ、2019年春から夏にかけてBBS RE-V7を発売予定とのことでした。

因みに、のV7はV字7本スポークの略とのことです。

その横には、新色候補のマットブロンズのBBS RI-Aが展示されていました。こちらは反響しだいでのリリースになるとのお話でした。

 

中エリアに移動して、最初に見たのはTWSのブースです。

ブースで頂いたカタログを見る限り、TWSの2019年の新作は、上記画像のExlete 405s sport MonoblockとExlete 207s Monoblock、Exspur EX-fF+udmの3点のようですが、展示品の中に目を引くホイールを発見しました。

海外専売品ですが、2019年春にリリース予定のTWS RS317です。凄いカッコ良い…個人的には画像上のフラットブラックがもろ好みです。日本国内でも発売されることを願って止みません。

 

続いて、同じく中エリアにブースを構えるWedsに足を運びました。Wedsのブース担当者に、今年の新作スポーツホイールについて尋ねると、12月にリリースされたWeds SA-35Rが2019年の新作とのことです。

Weds SA-35Rのデザインは、15本のフィンタイプに見えますが、その名の通り、3分割の5本スポークともいえるデザインになっています。カラーバリエーションは、画像上から順に、ブルーライトクロームツー（BLCⅡ）、ウォースブラッククリアー（WBC）、ブイアイシルバー（VI-SLVER）の3色設定になっています。

Wedsのブースでは、他にも新作ホイールを発見しました。F ZERO FZ-1とF ZERO FZ-2の鍛造ホイール2種です。

どちらもBRUSHEDとDIAMOND BLACKの2色が展示されていました。展示ブースの担当者に「WEDSには鍛造ホイールの自社生産ラインがあるのでしょうか？」とお聞きしたところ、外部に生産委託しているものだとの回答がありました。F ZERO FZ-1、F ZERO FZ-2ともに春ごろ発売予定とのことです。

 

西エリアに移動して、最初に訪れたのはブリジストンのブースです。

タイヤメーカーだけあってホイールの展示はこじんまりしていましたが、新作ホイールがひっそりと展示してあるのを発見しました。PRODRIVEブランドではなく、SW005、RW006に続くPOTENZAブランドとなるSW010です。

RW006は鍛造ですが、SW系はフローフォーミング製法であるリムスピニングで製造されています。SW010は鋳造ホイールということになりますね。POTENZA SW010は、4月から18インチサイズを皮切りに順次発売予定とのことです。

 

同じくタイヤメーカーの横浜ゴムのブースを次に訪れました。ブリジストンとは異なり、こちらはタイヤ用のブース以外にホイール専用ブースを設ける力の入りよう。

ここで2019年の新作ホイールを聞いたところ、鍛造ホイールではADVAN Racing R6、鋳造ではADVAN Racing RSⅢとのことです。RSシリーズはついに第三世代に突入しました。

どちらもホイール単体での展示だけでなく、デモカーに装着されていたのが印象的です。ADVAN Racing R6を装着しているのは、このホイールのターゲットでもあるR35GT-Rです。ADVAN Racing RSⅢはTOYOTA 86に装着されていました。

 

続いて、訪れたのはENKEIのブースです。ブース正面にENKEIホイールを装着したフォーミュラーカーが展示されています。

ここでは昨年夏に発売されたPF05がニューモデルとされていて、その他、既存ブランドの幾つかにPROTO TYPEと表記された新色が展示されていたにとどまっていました。

これらの発売と、その時期は未定との話ですし、本来の意味での新作ホイールが見つからず残念に感じていたところ、発見しちゃいました…。ENKEIの隣にブースを構えるENDLESSブースに展示されていたスーパー耐久GT4クラス参戦車両、Merceddes AMG-GT4に装着されているホイールが見慣れないデザインのENKEIホイールだったのです。

ENKEIブースの担当者にそれについて直ぐに確認したところ、「市販品ではない」、「市販は未定」という回答を得ています。近い将来新ブランドとしてリリースされる予感がしています。結構カッコいいホイールですよね。

 

最後にRAYSのブースを訪問しました。

ここは来場者が多く、ブース担当者を捕まえて詳しい話を聞くのが厳しい上に、私が訪れた12時くらいには、配布用のカタログが全部捌けて無くなる盛況ぶり…。詳しい話も聞けず、カタログも入手できていないので、細かいコメントは控え、撮影した新作ホイールの画像をアップするにとどめたいと思います。ブース担当者の話では展示ホイールの裏に「NEW PRODUCTS」のプレートがあるものが新作だとの話ですが、恐らく新色追加も同じある会になっているみたいです。とは言え、RAYSの新作ホイール多いです。その数は他メーカーを圧倒していますね。