ENKEI SPORT RC-GⅡ 15inch 6J offset+38mm PCD100mm-4H 重量計測結果

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ENKEI SPORT RC-GⅡ 15inch 6J offset+38mm PCD100mm-4H 重量計測画像

ENKEI SPORT RC-GⅡは、RC-G5、RC-G4、ES-GRAVELの系譜を辿る、初代グラベルホイールであるENKEI COMPEから数えて二世代目のグラベルホイールとなります。何故か2代目のRC-GⅡだけ世代を示す数字がローマ数字で表記されているのがちょっと不思議ですよね…。

ENKEI SPORT RC-GⅡは、少し変わった形の8本スポークデザインですが、当時の雑誌広告見ると、「頑丈さに定評のあるRC-GⅡ、軽量化はもちろんのこと、排土性を格段に向上、ローレット加工によりタイヤのスリップを防ぎます」とあります。ES-GRAVEL以降も重視していた、泥の巻き込みを如何に低減するかということは、RC-GⅡの時代からも重要と考えられていて、その結果、特徴的な形のスポークデザインになったのだと思われます。

このホイールを計測してみたところ、6.75kgになりましたので、重量的には普通のホイールと認定しました。グラベル競技用ホイールなので、この重量も仕方がないと思います。

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ENKEI SPORT RC-GⅡ 15inch 6J offset+38mm PCD100mm-4H(鋳造1ピース バルブ・バランスウェイト無し)6.75kg

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ENKEI SPORT RC-GⅡは、1990年代の国内ラリーシーンでは全クラスで装着率ナンバー1のホイールでした。と言うのも、当時のエンケイは「エンケイプレミアムプラン」というスカラシップ制度を設けていたので、それに参加する競技参加者が多かったのです。このエンケイプレミアムプランは、エンケイが指定するホイールを新品で購入し、そのホイールに付いてくる申込用紙を事務局に送ってスカラシップ制度に登録をするだけで、一定以上のレベルの競技会で入賞すれば、報奨金が貰えたのです。当時のラリー、ダートトライアル、ジムカーナ、サーキットレース等に参加するアマチュアドライバーにとって、上位入賞が果たせれば、競技を継続する資金の一部が得られるこの制度は画期的なものだったのでしょう。そういったこともあり、ENKEI SPORT RC-GⅡは、1990年代の国内ラリーシーンでは全クラスで装着率ナンバー1のホイールだったのだと思われます。

因みにこのホイールのサイズは結構レアなのではないでしょうか。というのも、1990年代の15インチのグラベルホイールで4穴タイプとなれば、三菱ランサーエボリューション1から3、もしくはギャラン辺りが思い浮かびますが、これらは何れもPCDは114.3mmです。PCD100mmのホイールを装着するのは、主に1600㏄クラスのラリー・ダートラ車が大半で、これらの車両は14インチのラリータイヤを使用していました。ということから、このENKEI SPORT RC-GⅡは、一体何の目的で、どんな車種に使うためのものだったのかが想像できません…。

 

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